群馬県は28日、太田保健福祉事務所(太田市)で、他人の看護師免許証を誤って交付するミスがあったと発表した。交付時に2枚重ねて手渡したのが原因という。

 県医務課によると、24日に再交付の免許証を受け取るため同事務所を訪れた看護師に、本人分と2枚重ねて他人の免許証を渡した。同日に受け取った人から指摘があり、職員が自宅を訪問して回収した。

 免許証はB4サイズの紙製で、名前や旧姓、生年月日、本籍地(都道府県)、看護師籍登録番号などが記載されていた。

 県は今後、免許証を個人ごとに保管し、渡す際に枚数を確認して台帳と照合するなどの再発防止策を徹底するとしている。