鹿児島5人殺害二審始まる 一審死刑、鑑定医を尋問
2024年10月30日 13時45分 (10月30日 14時05分更新)
鹿児島県日置市で2018年、親族ら5人を殺害したとして殺人と死体遺棄の罪に問われ、20年12月に一審鹿児島地裁で死刑判決を受けた無職岩倉知広被告(45)の控訴審初公判が30日、福岡高裁宮崎支部(平島正道裁判長)であり、被告の精神鑑定を実施した医師が出廷し、統合失調症とみられる症状があると証言した。
鑑定医は、行動の基盤に妄想があるとした上で「思考のほとんどに妄想が混在しているので、切り分けて考えるのは困難」と述べた。
裁判関係者によると、弁護側の控訴後、精神鑑定などに時間を要し、一審に続き刑事責任能力の有無が争点になる見通し。
一審で弁護側は、妄想性障害による心神耗弱状態で責任能力が低下して...
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