「奴隷貿易の賠償、対話の時」 英連邦が歴史的声明 英対応が焦点に

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ロンドン=藤原学思
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 英国やその旧植民地など56カ国で構成されるコモンウェルス(英連邦)の首脳会議が太平洋の島国サモアで開かれた。26日には、過去の奴隷貿易、奴隷制に対する賠償について「対話をする時がきた」とする歴史的な共同声明を発表した。

 英連邦は大英帝国にルーツがあり、加盟国にはアフリカの21カ国が含まれる。緩やかなつながりを持つ国家共同体で、総人口は計27億人。首脳会議は2年に1度開かれ、今年は25日から2日間の日程で開催された。

 英国は1562年から1807年まで奴隷貿易を行い、英国の船舶は300万人以上のアフリカ人を北米やカリブ海の植民地に運んだ。英国は1833年に奴隷制度自体も廃止したが、近年は英連邦の加盟国内で、謝罪と賠償を求める意見が強まっている。

 英首相官邸は首脳会議前、英…

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この記事を書いた人
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、英国政治、偽情報、陰謀論
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    辻田真佐憲
    (評論家・近現代史研究者)
    2024年10月30日18時59分 投稿
    【視点】

    こういう動きが出てくるだろうと思っていました。現代の価値観で過去を裁くという昨今の動向の行き着く果てに、植民地主義や帝国主義における加害の問題が浮かび上がってくるのは当然です。日本もこうした歴史を抱えていますが、その年月の長さにおいては、西

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