ソフトバンクに逆襲!DeNA投打のヒーロー、東克樹の責任感と桑原将志のガッツ 退団の大和内野手が素顔明かす 日本一へ僅差の試合勝ち切れ!

大和
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日本シリーズ第3戦、今季限りで退団した大和の観戦記

「SMBC日本シリーズ2024」は29日、みずほペイペイドームに舞台を移して第3戦が行われ、ホームで2連敗していたDeNAがソフトバンクから初勝利。今季限りでDeNAを退団した大和内野手(36)が夕刊フジに観戦記を寄せ、投打のヒーローとなった東克樹投手(28)と桑原将志外野手(31)の素顔を明かした。

負けたら王手をかけられてしまう試合で、1番桑原が勢いをつけてくれました。まずは先制点を取りたい状況で、1回先頭で右翼線二塁打。1死三塁からオースティンの適時二塁打で先制のホームを踏みました。その裏にすぐに追いつかれましたが、ソフトバンクが制球が定まらない先発スチュワートを5回から思い切って交代したところ、2番手大津の代わりっぱなで桑原が今度は勝ち越しのソロ本塁打。彼らしい活躍でベイスターズの展開に持ち込むことができました。打つだけではなく、2回には先頭正木の中堅前に落ちそうな打球を走り込んでダイビングキャッチ。流れが相手に行きそうになったところで、あのプレーは先発の東を救いました。

勝とうが負けようが盛り上げてくれる桑原は、チームに欠かせない存在です。キャプテンの牧を周りからサポートし、ミーティングでは「悔しくないのか」とみんなを鼓舞したそうですが、チームがいい方向に向いているのだと思います。

日本シリーズ14連勝中だったソフトバンクの勢いを先発東(写真)の力投と桑原の攻守の活躍で止めた=29日、みずほペイペイドーム
日本シリーズ14連勝中だったソフトバンクの勢いを先発東(写真)の力投と桑原の攻守の活躍で止めた=29日、みずほペイペイドーム

東はクライマックスシリーズ(CS)で左太もも裏を肉離れし、ぶっつけ本番のマウンド。7回までに10安打を打たれながら要所、要所で抑えた。特に山川選手を3打席抑えたところがすごく大きかった。力を全て出した投球でチームの信頼に応えてくれました。

東は責任感が強く、周りにエースといわれる存在。僕らも「東のときは負けられない」という気持ちで試合に臨んでいました。今日の投球は本人もある程度、納得がいくものだったと思います。

桑原将志
桑原将志

この1勝でベイスターズは緊張感が解け、ゲームの進め方には慣れてきたと思います。強打のソフトバンクを相手に打ち合いとなると、正直言って厳しいところがある。CSと同様に、今日のような僅差の試合を勝ち切るのが理想。まだまだ日本一のチャンスはあると思います。

■ソフトバンク―DeNA第3戦(ソフトバンク2勝1敗、18時34分、みずほペイペイドーム、3万6736人)

DeNA100020010-4

ソフトバンク100000000-1

(勝) 東1試合1勝

(S) 森原1試合1S

〔敗〕 大津1試合1敗

(本) 桑原1号①(大津)

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