フィンランド、中国に北朝鮮の「挑発」を警告 北京で首脳会談

フィンランド、中国に北朝鮮の「挑発」を警告 北京で首脳会談
フィンランドのストゥブ大統領(左)は29日、訪問先の中国で習近平国家主席(右)と会談し、北朝鮮とロシアの行動は緊張を高める挑発行為だと述べた。同日撮影(2024年 ロイター/Kazuki Kozaki/Pool via REUTERS)
[北京 29日 ロイター] - フィンランドのストゥブ大統領は29日、訪問先の中国で習近平国家主席と会談し、北朝鮮とロシアの行動は緊張を高める挑発行為だと述べた。北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)を代表してメッセージを伝えた。
ストゥブ大統領は記者団に対し、「北朝鮮の現在の行動は、武器輸出やロシアへの部隊派遣という面で、エスカレーションであり挑発であるということを習主席に伝えた。この件について良い議論ができた」語った。NATOやEUにおけるフィンランドの同盟国と調整したメッセージを習主席に伝えたという。
ロシアのプーチン大統領は北朝鮮がロシアに軍隊を派遣しているとの米国の主張を否定していない。
ストゥブ大統領は、中国と北朝鮮の関係が「現時点ではあまり良好ではない」と感じており、習主席がロシアを支持することはEUとの関係に悪影響を及ぼすと警告したことを明らかにした。「中国がロシアを支援すればするほど、欧州、特に欧州連合との関係は困難になる」と語った。

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トムソン・ロイター

Laurie Chen is a China Correspondent at Reuters' Beijing bureau, covering politics and general news. Before joining Reuters, she reported on China for six years at Agence France-Presse and the South China Morning Post in Hong Kong. She speaks fluent Mandarin.