2次元マトリックスコードや不可視ドットコードの利便性は、ある程度理解できた頃でした。

 

バーコードやマトリックスコードの白黒は、貼り付けられた対象物の美観を損なうことがある反面、コード自体をデザインとして積極的に取り入れる方法もあるだろうと。これが、現在ではカラーやコード中央部にイラストや英数字を載せることが出来ています。

一方、不可視ドットコードは、美観を損なわず対象物に付すことが出来ますが、どこにあるかを特定するのが難しい場合があります。もっとも、それを推測してタッチする使い方も良い場合があります。

何れにしても、読取り対象面が汚れていたり、破損していれば読み取れません。2次元マトリックスコードでは、何割か欠落していても推測して読み取るアルゴリズムもありますが、電子眼に負荷がかかる場合があります。

 

この汚れや物理的な損傷になるべく強い自動認識技術はないかと調べた時、RFIDがありました。無線を活用したコード技術です。そして、調べているうちに、μチップの存在を知ることになり、これを紹介下さったのは、当時の日立情報システム(現、日立システムズ)の関係者様でした。

ドットコードと同様に、コード内に情報を詰めるのではなく、デジタル情報との紐付け符号に徹する方法です。これは今でも正解だと思っていますし、現にUHF帯RFIDのシステム運用でも、(任意な書き込みが可能な枠は備えていても)紐付け符号だけにしておく方が、管理上都合が良いようです。

 

しかし、とても残念なことに、ミューチップは普及することなく立ち消えに、、、、

最近、関係者様に仮にミューチップを復活させるにはどのようなことが条件か、伺ったところ、

 

答えは、作ってくれないというのが正解です。

可能性がある販売条件は、

毎月1億個を引き取ってその代金を毎月支払ってくれると言う契約が前提になる。

代金は毎月10億円、期間は24ヶ月ぐらいけいぞくすると言ったモノになるでしょう。

現在の半導体産業は、0.05mm四方のチップは1枚の円板から数百万個切り出される。

これを連続的に引き取る顧客がいない限り1粒も製造できない」

とのことでした。

 

IDアクセサリーを作る!と決めて初期の頃の動画です

細長いミューチップアンテナを側面に配置しています。

 

この後に、画期的なUHF帯RFIDと出会うことになるのでした。

ここで使われている透明カバーはオリジナルで、17㎜丸写真シールが使えます。

これだけは今も、リアルアイコンや微小物のケースカバーとして重宝している優れものです。

 

(本ページは、非営利目的の自動認識技術教材として使っております。)

 

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