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救急車の一部利用者から7700円徴収の松阪市、出動件数は約2割減 7%ほどから徴収

2024年10月25日 20時55分 (10月25日 20時58分更新)
 三重県松阪市の三つの基幹病院で6月から、救急搬送されたものの入院の必要がなかった一部の患者から「選定療養費」として7700円の徴収を始めたことについて、市は25日、8月末までの3カ月間で救急車の出動件数は前年同期比で21・9%減少したと公表した。実際に徴収したのは、搬送者全体3749人の7・4%に当たる278人。市は適正利用や一次医療を担う病院との機能分担で「一定の目的は達した」と説明している。

松阪市民病院に入る松阪地区広域消防組合の救急車。車体には救急車の適正利用を促すメッセージが書かれている=三重県松阪市殿町で

 松阪市と隣接の多気、明和町を管轄する松阪地区広域消防組合では、昨年の救急出動件数が過去最多の1万6180件を記録。全国的にみても利用が多いために徴収を決め、市などが8月末まで効果を検証していた。
 市はこの日...

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