リフォーム詐欺未遂 工事代金だまし取ろうとした疑い5人逮捕
名古屋のリフォーム会社の役員らが住宅を飛び込み営業で訪れ、「屋根が腐っている」などとうそを言って工事代金の名目で金をだましとろうとしたとして詐欺未遂などの疑いで逮捕されました。
警察は余罪があるとみて調べています。
逮捕されたのは名古屋市のリフォーム会社の役員、加藤大輝容疑者(33)と営業担当者の20代の容疑者らあわせて5人です。
警察の調べによりますと容疑者らは去年9月、名古屋市千種区の住宅を訪れ、「屋根が腐っている」などとうそを言って工事代金の名目で140万円をだまし取ろうとしたほか、ことし5月にも稲沢市の住宅で同様の手口で150万円余りをだまし取ろうとしたとして詐欺未遂と特定商取引法違反の疑いがもたれています。
5人の認否は明らかにされていません。
警察によりますと、被害者側が不審に思って消費生活センターに相談するなどし契約を解除していたということです。
警察は今回とは別のケースで容疑者らが営業に使っていたとみられる動画を押収しました。
この動画で屋根の一部がもともと壊れていたかのように見せていたとみられます。
警察は余罪があるとみて捜査するとともに同じようなリフォーム詐欺の被害に注意を呼びかけています。
リフォーム詐欺に関する相談を多く受けてきた小師健志弁護士は悪質な業者の飛び込み営業によるリフォーム詐欺について「ある程度、30年とか年数がたっている住宅が狙われていて、点検に参りますというのが一番多い。必要不可欠ではない工事を行って、高額な金額を請求するというケースが多い」と現状について説明しました。
その上で注意点について「飛び込み営業がすべてダメというわけではないが、まず家に上げないで、そもそも工事が必要なのか管理会社などに相談することや業者はすぐに契約に持ち込もうとしがちなのでその場では契約しないで本当に必要なものか判断することが大事だ」と指摘しました。
さらに小師弁護士は思わぬ事件に広がるおそれもあると指摘します。
首都圏で相次ぐ闇バイトを実行役にした強盗などの事件の一部では事件の前に住宅の修理などを持ちかける不審な人物が目撃されています。
これについて小師弁護士は「業者は家を訪問した際、会話の中からある程度の個人情報を収集している。契約に至れば個人情報をそのまま契約書に記載することになるが、悪質な業者が横流ししたりして、おそらくそこで得た情報のリストみたいなものが出回っているようだ。そうするとこの家はどのくらいのリフォーム代金を払えるとか、どういう人が家に住んでいるのか分かってしまう」などと話し安易に家に立ち入らせないことが大切だと注意を呼びかけています。