<衆院選・詳報>全議席確定 大敗の自民191議席、立民は148議席 国民、れいわは大幅議席増
2024年10月28日 03時55分
◆21:20 自民・森山幹事長、2000万円支給「反省」
自民の森山裕幹事長はNHKの番組で、非公認候補の党支部に対する2000万円支給について、「ルールに基づいて決定したが、非公認の候補者個人の選挙費用に使われるのではとの誤解があった。説明不足もあったと反省している」と述べた。
◆21:00 自公過半数割れなら「現状の政治にノー」
立民の小川淳也幹事長は、TBSの番組で「自公が過半数割れするかどうかは極めて大きな節目だ」「仮に自公が過半数を割れるとすれば、現状の政治に明確なノーを突きつけられたことになる」と答えた。
◆20:50 河村たかし前名古屋市長が当選確実
愛知1区は、日本保守党共同代表の河村たかし前名古屋市長が、当選確実とした。
◆20:40 牧原法相は小選挙区で敗北確実
埼玉5区は、立民の枝野幸男元幹事長が当選確実とし、自民の牧原秀樹法相の小選挙区での敗北が確実になった。牧原氏は比例代表北関東ブロックと重複立候補している。
◆20:40 2000万円「ダメ押し」公明も恨み節
各報道機関の出口調査では、公明党も議席を減らす可能性が予測されている。
公明党の西田実仁幹事長は、BS朝日の番組で、自民党が非公認議員に2000万円を支出していたことに触れ、「公示後に2000万円問題が急浮上したことも、かなりダメ押しになっているのではないかと思っており、残念に思う」とこぼした。
◆20:40 小泉選対委員長は2000万円問題に「批判強くなった」
自民党の小泉進次郎選対委員長はTBSの番組で、自民党から非公認候補に2000万円を支出していたことについて「批判が非常に強くなった後半の要因だったことは間違いないと思う」と語った。
小泉氏は、別の番組でも2000万円の件を問われると「理解は得られなかったと思う」と述べた。
◆20:30 「やはり2000万円」有権者の反応一変
東京8区で当選を確実にした立憲民主党の吉田晴美氏は、有権者の反応を問われ「やはり2000万円の話が出てきて、もう一気におカネと政治も決着をつけなきゃいけないという杉並の雰囲気は非常に強く感じました」と発言。自民党が、裏金問題で非公認とした候補者の党支部にも2000万円を渡していた問題の影響を指摘した。
◆20:30 「裏金議員」の西村康稔氏は当選確実
自民党派閥裏金事件を受け非公認となった候補の落選確実が、次々判明した。
午後8時半現在で、主な選挙区では、埼玉6区で、立民前職の大島敦氏の当選確実となり、中根一幸氏が落選が確実となった。
新潟2区では、立民前職の菊田真紀子氏の当選確実となり、細田健一氏が落選が確実となった。
一方で、同じく非公認となった「裏金議員」のうち、兵庫9区の西村康稔氏は当選確実とした。
◆20:20 2000万円問題に下村氏「同じように見られてマイナス」
東京11区で落選確実となった下村博文氏。事務所に姿を現した下村氏は、「政治とカネの問題、私自身が1年間の党員資格停止を受けた中での無所属の戦いだった。厳しい戦いだった」と敗戦の弁を述べた。
非公認候補の自民党支部に2000万円を支給した件について、下村氏は自身の支部は解散していたとし、「いわゆる裏金議員として私も同じように見られたことで、ものすごくマイナスになった」と答えた。
◆20:05 自民・小泉選対委員長「大変厳しい」
自民党の小泉進次郎選対委員長は、ラジオ番組に「大変厳しい情勢だと感じている」「いかなる結果であろうとも私に責任がある」と述べた。
◆20:00 自民元幹事長の甘利明氏の落選確実
神奈川20区は、自民党の元幹事長の甘利明氏が立憲民主の大塚小百合氏に敗れ、落選が確実になった。
◆20:00 「裏金議員」の下村氏、丸川氏は落選確実
投票締め切りと同時に、「裏金議員」の落選が次々と報じられた。
東京11区は立民の阿久津幸彦氏が当選確実となり、下村博文氏の落選確実が決まった。
東京7区でも立民の松尾明弘氏の当選確実となり、丸川珠代氏の落選確実が決まった。
◆20:00 投票が締め切られた
20時、投票が締め切られた。
NHKや民放各社では、投票締め切りと同時に続々と、当選確実の候補者を報じた。
共同通信が実施した当日の出口調査によると、自民党は200議席を下回り、過半数(233)を下回る公算が大きい。公明党も議席を減らすとみられ、与党で過半数に届かない可能性がある。一方、立民は自民党の獲得議席に迫る勢い。
NHKが選挙報道特別番組で紹介した、出口調査などをもとにした獲得議席予測は、自民153~219、立民128~191、公明21~35、共産7~10、維新28~45、国民20~33、れいわ6~14、参政0~4、社民1、保守1~4。
◆20:00 東京は30選挙区中12選挙区で立民優位と予測
共同通信の出口調査によると、東京都内の30選挙区では、当日出口調査の19時ごろまでの集計によると、12選挙区で立民候補が、8選挙区で自民候補が優位になっている。
自民党の「裏金議員」では、平沢勝栄氏(17区)がリード。萩生田光一氏(24区)は立民候補と接戦となっている。丸川珠代氏(7区)と下村博文氏(11区)は野党候補に引き離されている。
◆18時の投票率は
東京都選管によると、18時現在の投票率は31.99%。2021年の前回衆院選より1.01ポイント低い。
◆15時の投票率は
東京都選管によると、15時現在の投票率は22.94%。2021年の前回衆院選より1.47ポイント低い。
◆正午の投票率は
東京都選管によると、正午現在の投票率は13.15%。2021年の前回衆院選より2.01ポイント低い。
◆9時の投票率は
東京都選管によると、9時現在、10市区から推計した投票率は2.59%。2021年の前回衆院選より0.02ポイント高い。
◆期日前投票は
都内では、選挙人名簿登録者数(14日現在)は計1158万5708人。前回より4万2780人増えた。
16日から始まった期日前投票では、25日までの10日間で約160万人が投票した。名簿登録者数の13.81%に当たる。
新型コロナウイルスの影響もあって過去最多だった前回2021年衆院選の同期間からは、約14万人減った。
◆選挙区は「10増10減」
「1票の格差」を是正するための公職選挙法改正で議員定数が「10増10減」となって最初の選挙でもある。首都圏では、東京都の選挙区が五つ増えて30に、神奈川県が二つ増えて20に、埼玉県が一つ増えて16に、千葉県が一つ増えて14になっている。
◆最高裁裁判官の国民審査も
最高裁裁判官の国民審査の投票も、同時に実施される。有効投票の過半数が「×」だった裁判官は罷免される。
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