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ドジャース 大谷翔平 左肩亜脱臼も 監督“第3戦出場可能”

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手がヤンキースとのワールドシリーズ第2戦で左肩を亜脱臼したことについて、ロバーツ監督は大谷選手が28日、日本時間の29日に行われる第3戦には出場できるという見通しを示しました。

大谷選手は26日にドジャースタジアムで行われたワールドシリーズ第2戦で、二塁へ盗塁を試みた際のスライディングで左手を地面につき、肩を痛めてそのままベンチに下がりました。

ドジャースのロバーツ監督は試合後、関節が部分的に外れる亜脱臼だったと明かし、精密検査の結果などを受けて今後の出場を判断する考えを示していましたが、一夜明けた27日、ヤンキースタジアムで行った会見で、大谷選手が第3戦に出場できるという見通しを示しました。

ロバーツ監督は「トレーナーからの報告を受けた私の予測では、彼が第3戦に出場できないとは思えない。朝になってきのうより状態はよくなっていて、これから練習してボールを実際に打ってみる」と話しました。

けがの後、大谷選手は肩の可動域や動きの強度を医師やトレーナーとともに確認した上で、MRI検査やアイシングなどを行い、チームとは別の便でニューヨークに移動したということです。

ロバーツ監督はバッティングへの影響について、「プレーできるのなら影響はないと考えている。けがは肩の後ろ側だし、左バッターにとっては右肩の方が影響が大きいと思う」と話しましたが、報道陣が「あとは痛みに耐えられるかどうかと心地よさの問題か」と質問したのに対し「そのとおりだ」と答え、大谷選手に痛みがあることも示唆しました。

大谷選手はポストシーズンに入ってここまで全13試合に1番・指名打者で出場し、打率2割6分、ホームラン3本、10打点の成績をマークしていますが、ワールドシリーズに入ってからは8打数1安打に抑えられています。

本拠地で2連勝し、悲願のワールドチャンピオンまであと2勝に迫る中、亜脱臼のけがからわずか2日で試合に復帰できるのか、大谷選手とドジャースの決断が注目されます。

大谷 両肩でリュックを背負う

大谷選手はチームの全体練習が終わった現地時間27日の午後7時半頃にヤンキースタジアムに到着しました。

車から降りると、リュックの肩ひもをまず右の肩にかけ、そのまま左の肩にもかけて両肩でリュックを背負う様子が確認できました。

ロバーツ監督によりますと、大谷選手は室内のバッティングケージでボールを打って痛めた左肩の状態を確認するということで、そこでの感覚次第で第3戦に出場できるかどうかが決まることになりそうです。

大谷 第2戦終了後の動きは

大谷選手は第2戦の試合終了2分後にはトレーナーやセキュリティーに付き添われて球場を出ました。

痛めた左肩にサポーターなどをつけている様子はありませんでしたが、表情はいつもより少しこわばった様子でした。

チームはその後、深夜に出発する便でニューヨークに移動しましたが、大谷選手はロサンゼルスに残り、肩の可動域や動きの強度を医師やトレーナーとともに確認した上で、MRI検査やアイシングなどを行ったということです。

ロバーツ監督によりますとバットを使って素振りも行い、大谷選手自身の感覚はよかったということで、チームより遅れて27日の午前中の飛行機でニューヨークに移動しました。

ドジャースは27日の午後6時からヤンキースタジアムで全体練習を行い、午後5時ごろに公開されたクラブハウスでは、大谷選手のロッカーにユニフォームのほか愛犬のデコピンがデザインされたスパイクなど試合に出場するための用具が置かれていました。

そして、大谷選手はチームが全体練習を終えた午後7時半ごろにヤンキースタジアムに到着し、球場内ではカートに乗って移動して表情を変えずにクラブハウスに入っていきました。

その後、室内の打撃練習場でバッティング練習をして左肩の状態を確認したものと見られます。

《ワールドシリーズ 日程》

※日時は日本時間
※NHKはBSで全試合中継予定

▽第1戦 10月26日(土)ドジャース 6x-3 ヤンキース(延長10回)
▽第2戦 10月27日(日)ドジャース 4-2 ヤンキース
▽第3戦 10月29日(火)9:08@NY・ヤンキースタジアム
▽第4戦 10月30日(水)9:08@NY・ヤンキースタジアム
▽第5戦 10月31日(木)9:08@NY・ヤンキースタジアム
▽第6戦 11月2日 (土)9:08@LA・ドジャースタジアム
▽第7戦 11月3日 (日)9:08@LA・ドジャースタジアム
10/28 11:32
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