「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」の登場人物紹介と感想~私はヒルハウスを焼き討ちしたい~

Netflixで配信されている連続ホラードラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」を見たので、の登場人物紹介と感想~。
ネタバレを含みます。

【ストーリー】
数々の怪奇現象を経験した家から引っ越してもなお、決して消えることのない凄惨な記憶が、過去と現在の狭間に揺れる家族の心と体をむしばんでいく…。
Netflixより)

えーっと、すごく分かりにくいな。
なのでもう少し詳しくのあらすじを書いときますね。


【適当なあらすじ】
「パパ、首折れ女が戻ってきた・・・」
そう父親に電話した後、クレイン家の三女 ネル・クレインは死んだ。
ネルが最も恐れ近づこうとしなかった幽霊屋敷ヒルハウスで。
それぞれが問題を抱えたクレイン一家はネルの死をきっかけに集まるが、クレイン一家に次々と怪奇現象が起こり始め・・・。
全ての始まりは、クレイン一家が20年ほど前に住んでいたヒルハウス。
父親 ヒュー・クレインが頑なに口を閉ざす「ヒルハウス 最後の一夜」にいったい何が起きていたのか・・・。
過去と現在の出来事を交互に映し出して織り成す連続ホラードドラマ。


クレイン一家 紹介

長男:スティーブン・クレイン
小説家。
ヒルハウスで家族と自分に起きた不可解な出来事を題材にした小説「幽霊屋敷ヒルハウス」を書きホラー作家としての人気を得る。
しかしながら、オカルトに関しては否定的な考えを持っており幽霊に怯える家族を異常と捉えている。
オカルトに否定的でありながら、過去のヒルハウスで家族に起きた事を題材にした小説を書いているため、そのことを家族からはよく思われていない。
時たま見える幽霊が見えることもあるが、気の迷いが見せるものと考えている。
クレイン家の中で、ヒルハウスの超常現象に一番遭遇していない人物。
・・・と思われていたが、「幽霊屋敷ヒルハウス」を読んだ父親から「お前は過去の体験を小説に書いているが、おかしな記述がいくつかある。時計の修理屋をヒルハウスで見たと書いているが、時計の修理屋はヒルハウスに呼んでいない。弟と一緒にツリーハウスに居た描写もあるが、ヒルハウスにツリーハウスはなかった。」など、本人が気付いていないだけで、ヒルハウスの超常現象には遭遇していた。

■抱えている問題

家族が幽霊に怯えることから、自分も含めたクレイン家の血筋は異常と考えており、血を残さないためパイプカットをしている。
スティーヴンの妻は、スティーブンが過去にパイプカットをしていた事を知らず不妊に悩んでいた。
事実を知った後は別居し、スティーブンに離婚する意思を伝えている。


長女:シャーリー・クレイン
夫と共に葬儀屋を営む。
葬儀を行う家族に同情し、タダ同然に葬儀費用を安くしてしまうこともしばしばある。
そのため経営はうまくいっていないが、夫が「あるお金」を使い経営を保っている。
しかし、シャーリーはそのことに気づいていない。
エンバーミング技術に長け、自殺したネルのエンバーミングも行う。
人に理想を押し付けがちであり、面倒見がいい反面、仕切り屋である。
ヒルハウスで家族に起きた出来事を小説にしたスティーブンに強い怒りを見せる。

■抱えている問題
仕事や家族に理想を持ち、その理想を守ろうとする反面、過去に一夜限りの浮気をしてしまっている。


次女:テオドラ・クレイン(愛称:テオ)
カウンセラー。
幼少期より、手で触った人間の感情や物に残された思念を感じるサイコメトラー的な力を持ち、力を使うとき以外は手袋をしてきる。
この力を活かし、子ども相手のカウンセラーをしている。
力にせいか、どこかひねくれている。
なお、本編ではヒルハウスに関することでこの力が活躍することはあまりない。
姉のシャーリー宅のゲストハウスに居候している。
なお、レズビアンである。

■抱えている問題
力のせいか、人とは一歩引いたドライな関係を築いている。


次男:ルーク・クレイン

麻薬中毒者。
麻薬を買うために家族に金をせびったり、家族のものを盗んで売り払ったりしている。
幼少期にヒルハウスで見た帽子をかぶった長身の紳士風の幽霊を目撃し、ヒルハウスを出た後もその幽霊に付きまとわれている。
その恐怖から逃げるために麻薬に手を出してしまった。
双子であるネルとはうっすらとした共感覚で繋がっている。
ネルが自殺した時は、体に痛みを覚えた。

■抱えている問題

麻薬中毒。
何度か施設に入り薬絶ちを行うが、いずれも失敗している。
また、自身に付きまとう幽霊の恐怖に苦しむ。


三女:ネリー・クレイン(愛称:ネル)
物語始めにヒルハウスで自殺。
その後、幽霊となって家族の前にたびたび現れる。
幼少期は、ヒルハウスで夜な夜な現れる「縄で首を吊っている首が折れた女の幽霊」...通称「首折れ女」の幽霊に怯え苦しんでいた。
ヒルハウスを出たあとも金縛りに苦しみ、精神的に不安定。
しかし、睡眠クリニックでカウンセラーのアーサーと出会い、アーサーと結婚してからは精神的に安定。
「首折れ女」も姿を見せなくなる。
・・・が、アーサーの急死と同時に「首折れ女」が再び現れ始める。
結果、以前のように精神的に不安定になり、兄のスティーブンと姉のテオに対して攻撃的な行動を起こし、二人の怒りをかってしまう。
不安定な精神、家族との不仲、「首折れ女」・・・。
全ての原因であるヒルハウスと心理的な決着を着ける為に、ヒルハスウに一人で向かってしまう。
最期はヒルハウスの見せる幻覚によりのヒルハウスの最上階に導かれ、ヒルハウスに囚われた幽霊のひとりである母親・オリビアの手によって首に縄をかけられた状態で突き落とされ死亡。
警察は首吊り自殺としてあつかった。
物語の最終局面では、ヒルハウスに閉じ込められ精神を補食されかけていた家族を救出する役目をはたす。

ネタバレをすると、「首折れ女」の正体はヒルハウスで殺されたネルの幽霊。
つまり、幼少期から見えていた「首折れ女」は、未来の自分の成れの果てであった。
なお、なぜ未来のネルの幽霊が過去のネルの前に現れることができたのかは不明であり、過去のネルの前に現れた理由・意味も不明。
きっとヒルハウスの不思議超常パワーのせい。

■抱えている問題 

「首折れ女」の幽霊が見え、精神的に不安定なこと。
また、幽霊が見える苦しみを家族が理解してくれないこと。


母:オリビア・クレイン
20年ほど前にヒルハウスで死亡している。
生前は夫のヒューとともに古い家を買い取り改修し、高額で売り払う仕事をしていた。
慢性的な偏頭痛に悩まされている。
ヒルハウスに住み着く悪霊ポピーと出会ったことから、夢と現実の境が曖昧になり、精神的に不安定になっていく。
子どもを大切に思う心を悪霊ポピーに歪まされ、最終的に幼いルークとネルを殺そうとしたが、夫のヒューによって阻まれた。
最期は、悪霊ポピーにそそのかされヒルハウスの最上階より飛び降り死亡。
死後はヒルハウスに囚われ悪霊となる。
公的には自殺として扱われた。

父:ヒュー・クレイン
妻のオリビアとともに古い家を買い取り改修し、高額で売り払う仕事をしている。
仕事でヒルハウスを買い取り、改修のために家族とともに移り住む。
ヒルハウスで起きる数々の超常現象に悩まされることとなる。
オリビアが死んだ「ヒルハウス 最後の一夜」についてのおおよそのことを唯一知っている人間であり、その夜なにが起きたのかを頑なに秘密にしている。
物語のところどころで、オリビアの幽霊(穏やかで生前と同じ姿をしているため幽霊に見えない)がヒューのそばに現れ、ヒューと仲良く会話をするシーンがある。
しかしながら、周りの人間にはオリビアの幽霊が見えていないため、虚空と会話をしている変人に見える。
なお、物語の後半で、ぞばにいるオリビアの幽霊は、ヒューが脳内で作ったイマジナリーワイフであることが判明した。(本物のオリビアの幽霊はヒルハウスに囚われている)
物語の最終局面で、悪霊となったオリビアがヒルハウスの核である「赤の部屋」に家族を閉じ込めたため、「自分が死んでオリビアのそば(ヒルハウス)に永遠に残る」ことを条件に家族を解放させた。

■抱えている問題

「ヒルハウス 最後の一夜」でオリビアの身に起きたことを家族に問われても何も話さない為、家族から強い反感を持たれている。
※ヒューが「ヒルハウス 最後の一夜」について何も話さないのは、オリビアが幼いルークとネルを殺そうとしたため。
子供たちの中にある母親とのいい思い出を壊したくないため、口を閉ざしている。

個人的な感想

ホラー描写も人間ドラマも面白かったですし、いろいろと不可解な点もありましたがそれも「物語の全てが説明されるわけではない」ということで納得できます。
ただどうしても一点だけ、一点だけ納得できかねる部分が・・・。

なんでヒルハウスも、ヒルハウスに住まう悪霊達も健在のまま終わってるんだよー!!
ネルもオリビアもヒューもヒルハウスに囚われたままやないかーい!!

燃やせー!!ヒルハウスを燃やせよぉー!!
悪霊どもを焼き討ちにしろー!!

物語のラストはヒルハウスから逃げ帰った父親以外のクライン一家はそれぞれの問題に向き合って幸せにくらしました♪
ちゃんちゃん♪
で、終わったけども納得できるか!!
確かにヒルハウスの悪霊パワーはすごいし、ヒューも「時間とともに朽ちさせていくしかない」って言ってたけどさぁ!!
やっぱり燃やして欲しいなぁ~!!
まぁ、物語後半で、次男のルークもヒルハウスを燃やさなきゃ!!と思って真夜中にガソリンを持ってヒルハウスに突撃したんですよ。
でもね、ヒルハウスのエントランスにガソリンぶちまけて火を放つも、ガソリンの表面部分ががわずかだけ燃えてすぐに火がすっと消えたちゃったんだな。
すごいぜ、ヒルハウス。
火災保険に入るお金がうくってもんさ。 
ルークのヒルハウスを燃やすっていう発想も、実際にそれをやっちゃう行動力も、勇気も、素晴らしいと思う。
ただ、言わせてほしい。

何故!!夜に!!一人だけで!!焼こうとする!!
夜は幽霊の無敵時間やぞ!!

そこはもう大人数で昼間に燃やすしかないでしょ~。
「幽霊屋敷ヒルハウス」で儲けたスティーブンに賞金を出してもらうなり、人を雇うなりさせてさぁ~。
みんなでヒルハウスを薪にしてキャンプファイアしようよ~。

勧善懲悪が好きな人はラストに納得ができないのではないでしょうか・・・。

シーズン2ではヒルハウスと悪霊たちが焼き討ちされることを願います!!

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