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小説家鈴木輝一郎/文学フリマ東京39に出店12/1
小説家鈴木輝一郎/文学フリマ東京39に出店12/1
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小説家鈴木輝一郎/文学フリマ東京39に出店12/1
@kiichirosjp
職業小説家です。1991年デビュー。1994年第47回日本推理作家協会賞受賞。プロデビューに特化した鈴木輝一郎小説講座では15年間で21人が新人賞を受賞。江戸川乱歩賞からポプラズッコケ大賞まで受賞者のジャンルはさまざま。講座は完全リモート。講座実績の明細&受講申込みは「所在地」のURLからどうぞ。すごいよ、生徒が。
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「もう誰かが書いている」という呪いの言葉はたまに受講生から聞きます。その場合の、ぼくの答えは明快。「安心して真似なさい。下手なら似ない」。島本和彦の名言のパクりです。
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青橋由高
@yutaka_aohashi
「もう誰かが書いている」呪い、官能ジャンルでんなこと言ってたら商業では地獄。だって、みんな好きなの、だいたい決まってんだもん(無論、例外はある)。あとね、同じ好きなものでも、「自分が」書けば、自然に「自分の」作品になる気がしてる。逆に、誰かとまったく同じもの書くのって難しくない?
いや、逮捕よりも可能性が高いのは救急搬送。搬送時に意識確認で「お名前は?」「鈴木輝一郎」「お仕事は?」「小説家」「あー、本部本部、患者、意識混濁してます」ってやられたことがあります。自著は最低でも一冊、枕元に常備しておくのは必須。
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蝉川夏哉
@osaka_seventeen
私も何かで逮捕されたら自称ラノベ作家になるのかな……
絶対確実に新人賞を受賞する方法。
1)書く
2)最後まで書き上げる
3)受賞するまで書き続ける
この話をして「生存者バイアスじゃねえか」と思うかどうかが分かれ目ではある。
この3つのうち、いちばん高いハードルは、実は「2」なんだよね。
マジレスすると1)鬱病を疑え。2)寝ろ 3)「実は書き上げて駄作だと確認したくない」のどれか。たいていは3つぜんぶです。
人生がかかっていると1作は書ける。生活がかかっていると何作も書ける。生活も人生もかかっていなければ、無理して書かなくて構わないっすね。
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「 」
@7770032a
小説書いてる方に質問なのですが、書きたいものは無限にあるのに何ヶ月たってもやる気が出ない時どうしたらいいですか?
嫌らしい話なんだが、小説家仕事を三十年やってると「スターは突然表れる」ってのを山ほど経験してるんで、年齢や経験年数に関わらず頭を下げる習慣はつく。ただ、2種類の人だけは無視していいことはわかった。1)書かない人 2)出版社のせいにする人。
「ゴキブリ駆除3万円」が高額請求?深夜0時で1人出動だと、人件費にオーバーヘッドかけたら妥当な料金だと思うが。それよりも23歳で「虫が出たら親が対処してて対応の経験なし」のほうが問題じゃないか。
小説で同様に「ニートで作品を完成させられない」場合には、とりあえず鬱病か統合失調症を疑え、ってのは鉄則ではあります。「まず医師の診断を受け、次に規則正しい生活と太陽の光を浴びろ。小説の話はそれからだ」。これは本当。
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菊野郎
@kikuyarou
「漫画家になりたい」と何年もニートしてる息子に困り果てたご家族「何かご教授いただけないか」と相談にいらしたんだけど「まず一作でいいから完成させた作品を私に見せて下さい」とお伝えしたところ「そんな高度な所ではなく初心者向けのアドバイスを」と言われ、なんかあーーもーーって気持ちです
「私だけのすごいアイデア」と聞いていつも思い出すのは、30年ほど前のパソコン通信で「宇宙を走る蒸気機関車に乗って銀河を旅する話を思いつきました!誰も真似するんじゃない!」って絶叫した青年、かなあ。彼は「自分のオリジナリティを大切にするために本は読まない。真似するから」が口癖でした。
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鷹見一幸
@takamikazuyuki
創作初心者が「私だけのオリジナルのすごいアイディア」にこだわるのは、膨大で強大な先人のコンテンツに対抗できる新兵器。に思えるからだと思う。これがあれば、描写力や語彙や、知識の積み重ねなどの地道でめんどくさいものをすっ飛ばして、勝てる。みたいに思えるのだ。経験者なのでよくわかる
小説の新人賞の予選でいう「マトモな日本語が書ける」とは、「著者の言いたいことが伝わる」「誰が何をする話なのか、わかる」「シーンの5W1Hが伝わる」ですね。断言しますが、これらをクリアすれば、いまでも新人賞の予選は通ります。
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悠戯@迷宮レストランなど
@meikyu_R
マトモな日本語が書ければ一次くらいは通る説、かつてはそれくらいレベルの低い賞もあったらしいけど現代でその認識は今の小説シーンについて何も知らないという自白と同義だよ
小説技法のツイートや自分のYou Tubeのアクセスを解析してつくづく思うんだが、みんな「どう書くか」には熱心だけど「何を書くか」には無関心だよなあ。
万年予選通過者の共通点は「小説の形はできていても書くことが無いから中身がない」なんだよね。
小説家志望者がやる必須のこと。
1)寝ろ
2)太陽に当たれ
3)固定収入を確保せよ
4)リアル社会の窓を確保しろ(ズボンのジッパーのことじゃない)
原稿の執筆は、それからだ。
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李ヒョンソク이현석
@warmania1974
作家志望の方々によくする助言
1.
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救急搬送された続きがあるんだよ。小説家には「文芸美術国民健康保険組合」っていう、国保みたいなものがあるんだが、救急医がこの保険証をみて「珍しいですね。でお仕事は?」というので「小説家です」と答えたら、「わかりました、無職ですね」と言われました……
ぼくが小説講座で教える上で厳しく自戒しているのは「◯◯するな」と言わないこと。定石を逸脱したところに名作ができるからね。良い麦も悪い麦もまず育てよ、刈り取りは実ってからでも遅くない。欠点は新人賞を受賞してデビューしてから直しても遅くない。これは自分の受講生たちをみて実感。
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葛城騰成@『瞬間、青く燃ゆ』発売中!
@touseisyousetu
小説で「感情をそのまま書いちゃダメ」とか、「『言った』はあまり使わない」とか、何故どれも使用を制限する方向に話が伸びるのだろうか? 直接行動を描写しない美しさはあるとは思うけど、直接書く美しさもあると思うのよね。可能性は無限にあるのだから、好きなように書いたらいいと思うのだけど。
枕元には自著(紙の本が重要)を置いて寝ろ。夜中に体調が急変して救急車を呼んだら、救急搬送中に「お仕事は?」と意識確認されたときに「作家」と答えた瞬間、「本部本部、患者、意識、混濁してます!」と絶叫された経験からの忠告だ。
#新人作家へのアドバイス
TLに流れてきた、新人作家が「一生懸命書いたのに出版社からはその他大勢の扱いをされる」ってポストに向けて(該当者多数)。
とりあえず部屋を出て政令指定都市のマンモス書店に足を運びなさい。どれだけの新刊が世に出ているかを知るのは重要。自分は「その他大勢」なんだよ。僕を含めてね。
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オリジナリティ、って話をきくたび「他人に影響されるのが嫌なので映画も小説も見ません!」と言った人が出したアイデアが、「銀河系を飛び回る鉄道に少年と美女が乗る話」だったのを思いだすなあ。
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榊一郎@『魔王を斃した後の帰り道で』
@ichiro_sakaki
新規性、独自性の話。
例えば『誰もやってない、新しい』という作品をやろうとした場合に、『マルチエンドギャルゲの複数キャラ同時攻略みたいなラノベはないよな!』と考えて書こうとするとする(実際、見た事がある)。
第一章と主人公だけ共通で二章以降が別キャラとの物語になっている形式。
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創作論うんぬんという以前に、なんで締切ぎりぎりに書きあげて投稿するんだ? ということはいつも思う。締切の半年前に初稿を書きあげて読み直せば、テーマやストーリーが混乱しているところ、取材が不足してるところが見えてくるだろうから、そこから2稿・3稿と詰めてゆけばOKなのに。
これ、小説に関しては「やってみないとわからない」んですよ(^_^;) 当たるか当たらないかは時代の要請、ってものもあるので。
「情熱があるなら何を書いてもいい。ただし、情熱が読者に伝わるように、わかる日本語で、取材はしっかり」かな。
小説で墜落しても死なない。冒険、大切。
宮前葵さんの名言、自分向けにもう一度メモしておこう。「書き上げた自分の小説に失敗作はない。ただ未熟な作品があるだけ」。いい言葉っす。
小説を書く場合「何のために書くのか」優先順位を意識しよう。
1)プロになりたいのか
2)称賛を得たいのか
3)書きたいものを書きたいのか
4)書くのが好きなのか
5)ほかに就ける職業がないからなのか
順位によって、やることは違ってくる。
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僕が知る限り、小説を書かずに小説家になったのはムーミン谷のムーミンパパだけだからね。とりあえず書け。「埋めるだけなら誰でもできる!」って言った人がいたけど、できねえんだ、これが。
「面白くない小説」とは「面白くないことが伝わる」水準なんで、実のところ、応募作品としては割と高い水準です。「どこが面白くないのか」を探してゆけばいいので。
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上里来生
@kamisato_3
Replying to @hibikiyu_
経験則上、マズい作品ってつまらないものではなく、何が書いてあるのか分らない作品なんすよね。
やる夫スレだとつまらないと罵倒が飛ぶけど、分らない作品だと無反応。
分らない作品はつまらない作品より見込みがない。
面白くないことすら伝わってないから。
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小説を書かないと小説家にはなれず、同業者になることはない(ちなみに小説書かないで御託ならべる人は読者にもならねえ)。出版社のせい(自分は正当に評価されない)にする人は、変化しないから、伸びないか、デビューしてもすぐ消えて浮上しないんだ。
まあ、そんなことを思うと、今回、芥川賞を受賞された市川沙央さんのキャリアを読むにつれ、姿勢を正すんだ。君は20年、予選を落ち続けて書けるか? そして落ち続けた結果、鞍替えして新しい世界を書く気力があるか? 人間、先のみえない努力はできんぞ。
「プロの小説家を目指すのは投資と起業なので、最低限の努力で結果を出す」のは当然ですね。
重要なのは「たくさん読んでたくさん書き、たくさん応募してたくさん落選する」が「最低限の努力」だと理解せず、みずから近道を探して茨道に突っ込んで行く例が多数。
小説のキャラに関しては「プロとアマの決定的な差は、キャラの作っていない部分を成り行きで想像できるか」にあるのが実感ですね。僕も自分で講座をやるまで登場人物の履歴書なんて作ったことがなかった。だから、予選をかすりもしない受講生には「履歴書作っておけ」と
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榊一郎@『魔王を斃した後の帰り道で』
@ichiro_sakaki
これも前に言ったと思うけど。
『徹底的にリアルなキャラ』を作ろうと思ったら、下手するとそいつが生まれてからこれまでの数年、数十年を全部、日記みたいに書いて設定してやらんといかんわけで(些細な出来事、体験の積み重ねが今のその人を作ってるなんて事は珍しくもない話)。
全キャラに、
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amazonの「辛口レビュー」って、「買った人だけ」ってフィルターをかけると消えるんだよね… お前ら、客にすらなってねえじゃねえか、と。
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遠坂カナレ
@kanare_t
辛口レビューに耐えられないようなメンタルの弱い人間はプロにはなれない
厳しい評価をしてもらって成長すべき
みたいな主張
わからなくもないのだけれど
的外れな「厳しさ」をぶつけられて、そこを改善しようとしたら、今存在している長所さえ、消えてしまう可能性があると思うのですよね。。
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なんか俺のTLに「小説家デビューしたものの会社と小説の両立が厳しくなってきた、どうしよう」ってtweetがやたら流れてきた。
とりあえずクレカを持て。住居は押さえとけ。
好きでもない会社を続けて壊れるよりは、好きな小説書いて壊れたほうが人生に納得はする。
カルトの洗脳ときを長年やってた牧師先生によると「カルトって、わかりやすくて、明解にいいことを言うんだよね。そこに騙されるの」だそうです(^_^;)
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榊一郎@『魔王を斃した後の帰り道で』
@ichiro_sakaki
当たり前だけど詐欺師はショートスパンで相手を『その気にさせる』事ができれば後はどうでもいい(逃げる)から、例外可能性について強引に無視できる。
断言を避ける人間は長期的に見て定説も否定される可能性を考慮しているし、 x.com/sho_ya/status/…
容赦ないようだけど、プロの小説家を三十年やってたって眼の前の1枚を書くのは死にものぐるいだよ。アマチュアは「やめる」という選択肢があるけどプロにはないしね。
ただ、断言できる。毎日が死にものぐるいだと、慣れる。
小説の新人賞の受賞については運も大きく左右するけど、プロになる「人」については運は関係ないねえ。「これやってみよう」って課題を出したとき、さっさと片付ける人はプロになる。一見、小説とは無関係な課題には、まったく無視する受講生が多いけど。
なんか見たのでいちおう言っておくと、プロデビューをしたら「小説の執筆は仕事」という意識は必要。
取引先とのやりとりとか契約とかというのは、公開の場でポストしないよね。
未公開の自分の作品の話とか、編集者とのやりとりを公開するのは「口の軽い奴」と判断されて、敬遠されるのは当たり前。
小説家として考えたら、って話だが。この相談者さん、そこそこ器用だったのが災いしてるかな。
「物語はあくまでも自分を語るための道具」っていう最も基本的なところをすっとばす例ね。
どこで基本に気づくかの問題で、万年予選通過者ではよく見かける。
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遠坂カナレ
@kanare_t
刺さりすぎてしんじゃう……
mond.how/ja/topics/nbz8
親族も油断できない。もう二十年ぐらい前かな? 宮部みゆきさんが選考委員やってた新人賞の授賞式で、受賞者のお父さんが宮部さんのところに行って「頑張ってるね」とやらかし、受賞者本人は真っ青になってお父さんの耳を本当に引っ張って連れ出しました(^_^;) おっさんはヤバい。
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芦花公園(ろかこうえん)
@ROKA_KOUEN
あと、億を稼ごうに書いてあったことは本当なんだなと思った。
「年を取ってからデビューした人に多いが、ものすごく調子に乗って誰にでも上から話すようになる。編集者は冷ややかな目で見ている(意訳)」ってやつ
ぼくは先日、「あなたのここをこうするともっとよくなる」と小説家志望者がメールで添削してくれました… そういう季節なんです、たぶん(^_^;)
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小田 隆 Oda Takashi
@studiocorvo
頑張ればプロになれるって言われました! x.com/CureHappy8/sta…
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小説の文章力うんぬんというのであれば、とりあえず近所の書店に行って中学校卒業程度の国語の文法の問題集を1冊解いてみるんだよ。愕然とするから。9割を切ったら中卒の国語力がないので、中2の問題集を解く。
高い文章力より、まずわかる文章力だ。
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既にコメントにありますが、それって、辻真先さんですよねえ…
ジブリ以外のほとんどのアニメに関わっていた…
ちなみに辻さん、NHK時代には別名義で東映のやくざ映画の脚本をひと晩で書き上げてます…
ぼくも「プロになるためには、まず執筆外環境を整えよう」って言ってます。プロになるためには、下記の3つの確保は、どんな文才よりも重要です。
1)執筆のための時間
2)執筆している間の収入
3)執筆するための場所
デビュー前は「ただのぐうたらのひきこもり」にしか見えないことを忘れずに。
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木下昌輝@秘色の契り 11/1発売
@musketeers10
プロ作家を目指している人に一番大切なこと教えます!
文章力や構成力やより大事なんは
執筆時間確保力
です。
書く時間がなければどんな天才も小説家になれません。
一番簡単な執筆時間確保方法は仕事を辞めること。
まじでいいますが、一年とか三年、期限をつくって挑戦するのは有効やと思います
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デビューできる人とできない人を山ほど見てきた経験から断言すると、この人は「やらなくていい理由を探して見つけた」ですね。名作に遭遇して自分との圧倒的な力量の差に気づくのが第一歩。どうすれば近づけるか考えるのが第二歩。その知人は向いていないことに早く気づいてよかった。
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内田美奈子
@zerra01
昔、プロの漫画家になりたかった知人が、才能ある(有名な)作家の作品を目にしたときひどく落ち込んで「先にやられた、もうダメだ」と言い出したことがありました。その様子を見て、ああ、この人は持たないな、と思いましたが実際無理でした。それなりの技術と個性的な線を持っていたぶん、意地やプライ
Show more引用でポストすると行方不明になるようなのであらためて書く。
「長編が書けない理由」は「書くことがないから」。テクニックを駆使してフルマラソンを走るよりも、まず入力。自分の知識と経験を増やすほうが伸びる。これは鈴木輝一郎小説講座で痛感した。