逃走中に特殊詐欺の受け子か、容疑の男を逮捕 所沢の住宅強盗事件

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 埼玉県所沢市で1日未明にあった住宅強盗事件にからみ、県警は28日、強盗致傷容疑などで逮捕・起訴された住所不定、会社員森田梨公哉容疑者(24)を詐欺容疑で逮捕し、発表した。県警は、森田容疑者が強盗事件の逃走中に特殊詐欺の「受け子」をしたとみている。「荷物は受け取ったが、中身は知らなかった。逃げるために必要な何かが入っていると思ってやった」と容疑を否認しているという。

 捜査1課によると、森田容疑者はほかの人物と共謀し、三郷市に住む女性(当時70)に別居の三男を装って「仕事で大事な書類を送る場所を間違えたから取り戻すために急ぎでお金が必要」などと電話をかけ、1日午後4時35分ごろ、三男の上司の息子を装って現金約150万円と、キャッシュカード3枚をだまし取った疑いがある。防犯カメラの映像などから裏付けたという。キャッシュカードからは別の人物によって現金が引き出されているという。

 捜査関係者によると、森田容疑者は三郷市で受け子をした後、指示役の指示で宮城、北海道、新潟へ逃走していたという。県警は森田容疑者に余罪が複数あるとみて捜査している。

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