「アルバイトできない年齢の子供は金で釣れる」 女子中学生に暴行の男性教諭ら懲戒免職 

大阪府教育庁
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大阪府教育庁は25日、女子中学生に性的暴行をした同府寝屋川市立中の男性教諭ら2人を懲戒免職処分とした。教諭は府教育庁の聞き取りに対し、過去にも複数の生徒と行為に及んだと説明、中学生を狙った動機について「アルバイトできない年齢なら金で釣れると思った」などと言及したという。

府教育庁によると、免職処分を受けたのは寝屋川市立第十中の本村拓也教諭(38)。今年9月、交流サイト(SNS)で知り合った寝屋川市外の中学2年生の女子生徒に「お小遣いをあげる」などメッセージを送り、自宅に連れ込んで胸を触るなどした。被害生徒の関係者から警察へ相談があり、発覚した。

本村教諭は4年ほど前からSNSで中高生と知り合い、行為に及んだと説明、「ストレス発散のはけ口と思って行った」などと話しているという。

このほか、通勤中に女性のスカート内をスマートフォンで盗撮したとして、大阪府熊取町立熊取南中の奥畑龍真教諭(24)についても懲戒免職処分とした。昨年4月、同中に新任教諭として着任してから今年7月までの間、通勤中に学校の最寄り駅のエスカレーターで女子高生らのスカートの中を盗撮したという。奥畑教諭は少なくとも100回以上盗撮したと話し、「撮影しやすいスカート姿の女子高生を選んでいた。スリルを楽しんでいた」などと説明しているという。

府教育庁はこのほか、5件6人の処分を行ったが、うち2件3人については、2人を免職、1人を戒告としたとのみ発表、詳細については、被害者特定や二次被害などの影響があるとして公表を控えるとした。

SNSで知り合った中学生に性的暴行疑い 寝屋川市立中教諭を逮捕

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