島根県で震度5強 建物や道路の被害相次ぐ
9日午前1時32分頃、島根県西部を震源とした地震が発生し、大田市で震度5強を観測した。
島根県大田市でも被害が大きかった久手地区のお寺では、灯ろうが倒れたり、お堂の外壁が剥がれるなどの被害があった。
気象庁によると午前1時32分頃の地震で大田市で震度5強、出雲市や雲南市などで震度5弱を観測した。震源は島根県西部で震源の深さは12キロ。地震の規模を示すマグニチュードは6.1と推定される。震度5強を観測した大田市では午前11時現在、道路の被害が48件、建物被害が162件、断水が1187戸などの被害が報告されているほか、4人のけが人が出ている。また、市内の苅田神社では鳥居などが倒れる被害が出た。
大田市では市内35か所に避難所を設置し48人が避難している。
久手地区のお寺の住職に話を伺うと、本殿でもかなりの仏具が倒れていて全体の状況を確認するのがこわいと話していた。