朝ドラおむすび 阪神・淡路大震災発生 避難所におむすび差し入れた女性と結(磯村アメリ)の会話に「6歳の無邪気が現実をえぐる」

米田結(磯村アメリ)、愛子(麻生久美子)、歩(高松咲希)、三浦雅美(安藤千代子)(C)NHK
米田結(磯村アメリ)、愛子(麻生久美子)、歩(高松咲希)、三浦雅美(安藤千代子)(C)NHK

NHK連続テレビ小説「おむすび」の第21回が28日、放送され、阪神・淡路大震災が発生した後の避難所の場面で、幼少期のヒロイン米田結(磯村アメリ)と、避難者たちにおむすびを差し入れた三浦雅美(安藤千代子)の間に交わされた会話に涙を誘われる視聴者が続出した。

キャスト相関図・これまでの全話あらすじ

通算111作目となる朝ドラで、平成元年生まれの主人公が、栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描く。女優の橋本環奈が主人公の米田結を演じている。

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この日から第5週「あの日のこと」(第21~25回)が始まり、2004年の結が、知り合いの四ツ木翔也(佐野勇斗)との会話で、1995年1月17日に、当時暮らしていた神戸で被災した震災の記憶を振り返る、回想シーンが展開した。神戸で理容店を営む両親、姉の歩(高松咲希)とともに店の2階で生活していた結。同日早朝、天井が崩れるほどの大きな地震に見舞われたが、揺れ出してすぐ目覚めた歩が覆いかぶさって守ってくれたこともあって、結は大きなケガもせず無事だった。揺れが収まると家族4人で避難所となった宝井小学校へ。そこは着の身着のままで逃げてきた人たちが階段まで埋め尽くす混乱ぶりで、1月ということもあって、皆毛布をかぶって身を寄せ合いながら寒さに身を震わせていた。

米田愛子(麻生久美子)、聖人(北村有起哉)、歩(高松咲希)(C)NHK
米田愛子(麻生久美子)、聖人(北村有起哉)、歩(高松咲希)(C)NHK
(中央から)米田聖人(北村有起哉)、愛子(麻生久美子)、歩(高松咲希)、(1人おいて)結(磯村アメリ)、佐久間美佐江(キムラ緑子)(C)NHK
(中央から)米田聖人(北村有起哉)、愛子(麻生久美子)、歩(高松咲希)、(1人おいて)結(磯村アメリ)、佐久間美佐江(キムラ緑子)(C)NHK

電気も止まっており、夜になるとロウソクの明かりだけ。そんななか、地元の有志の人たちが、避難者のために、手作りのおむすびを差し入れに来てくれた。数が少ないため2人で1個ずつということで、結と歩が半分に分け合った。おなかをすかせた結は喜んでパクついたが、おむすびが冷めていたため「これ冷たい、チンして」と無邪気に頼んだ。おむすびを配ってくれた三浦は、今は電気もガスもが止まっていてチンできないと優しく伝えると、街がめちゃめちゃになっていたのでここに来るまでに時間がかかって冷めてしまったと涙ぐみながら説明した。そしてなぜ泣いているのかわからない結に、生まれて育った大好きな神戸の街があんなふうになったのを見たら…と言葉に詰まりながら説明すると「でも、大丈夫。絶対大丈夫やから」と気丈に前を向いた。

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