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公明の石井代表「自民の問題で私どもも大変厳しい状況に」

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古賀大己
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 衆院選は27日夜、開票が行われています。注目の候補の当落は。政党幹部は何を語るか。タイムラインで速報します。

23:46

総務相の武田氏、福岡11区で落選見込み 自民党役職停止1年

 元総務相、二階派事務総長で自民前職の武田良太氏が、福岡11区で落選の見込み。

 裏金問題に関与したとして党役職停止1年の処分を受け、逆風の中での選挙だった。2003年の総選挙で初当選して以来、7期連続で小選挙区で当選していたが、今回は維新新顔と激しい戦いになるとの予想もあり、選挙戦後半は応援演説で全国を飛び回ることを控え、ほぼ地元に張り付いて活動していた。比例重複立候補はしていない。

23:34

元文科相の下村氏、東京11区で落選見込み 無所属で比例復活なし

 元文部科学相で無所属前職の下村博文氏(70)が東京11区で落選の見込み。

 自民党派閥の裏金問題で、政治資金収支報告書に476万円の不記載が判明。安倍派の事務総長を務めていたこともあり、党員資格停止1年の処分を受けた。今回の衆院選は自民党の公認を得られず、無所属で立候補。自民区議や都議らの支援を受け、「一人一人の区民のみなさまに理解をしていただけるよう、説明させていただく」とおわび行脚を続けたが、裏金問題の逆風は予想以上に強かった。無所属のため、比例区での復活もできないことになる。

23:29

萩生田氏、東京24区で7回目の当選確実 裏金問題で自民が非公認

 元経済産業相で無所属前職の萩生田光一氏(61)が、東京24区で7回目の当選が確実となった。

 自民党安倍派の有力者「5人衆」の一人で、裏金問題で党から処分を受けて非公認となった。無所属ながら、党の地方組織がフル回転して組織戦を展開。高市早苗前経済安全保障相や安倍昭恵氏ら「安倍派人脈」も応援のため選挙区に入った。立憲民主党は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を追及してきたジャーナリストの有田芳生氏(72)を立てたが、国民民主党日本維新の会もそれぞれ候補者を擁立し、批判票が分散。萩生田氏が競り勝った。

23:20

AP通信「石破首相の権力掌握を弱めるかもしれない」

 大手通信社も衆院選の出口調査の結果を速報し、石破政権の今後に注目した。AP通信は、与党が過半数を失う可能性があるとし、「(自民党議員の)金銭スキャンダルへの怒りと停滞する経済への不満の結果だ」と伝えた。

 石破茂首相について「自身の率直で、改革派のイメージを利用して支持を固めようと、就任直後に解散した」と解説。選挙結果が「石破首相の権力掌握を弱めるかもしれない」とし、新たな連立交渉が必要になる可能性を指摘した。

 ロイター通信は「与党が過半数を失う見込みだ」と報じ、「日本が経済的な逆風と、緊迫する東アジアの安全保障環境に直面するなか、政治的な不安定さがもたらされる可能性がある」と指摘。米大統領選が迫るなか、日本の衆院選が「予測のできない米大統領選」の9日前に行われたと伝えた。

23:10

公明の石井代表「自民の問題で私どもも大変厳しい状況に」

 公明党石井啓一代表はNHK番組の中継で、衆院選の開票状況について「自民党の最近の問題で、連立を組む私どもも大変厳しい状況になっている」と述べた。自民党が裏金問題で非公認とした候補者が代表を務める政党支部に党本部から2千万円が支出されていたことについては「選挙に大きな影響を与えた。自民党から(非公認候補の)選挙には使えないと説明があったが、最初からきちんとおっしゃっていただきたかった」と語った。

 今後の政権運営については、「石破政権発足にあたって連立合意を交わし今回の選挙に臨んでいるので、自公で連携しながらやっていく。仮に自公で過半数を取れない場合は(野党と連携する)動きが出てくる。自民党が主導すると思うが、相談があると思うので我々の意見をしっかり言う」と述べた。

23:10

立憲、100議席超えが確実

 衆院選で立憲民主党が100議席に達することが確実になった。公示前は98議席だった。野党が衆院選で100議席以上を得るのは、政権交代のケースを除くと、2005年に113議席を獲得した当時の民主党以来となる。

 旧立憲は、民主党を引き継いだ民進党の分裂に伴い17年に結党。直後の衆院選で55議席を獲得し野党第1党となった。20年、旧国民民主党との合流などを経て、衆院で100人超の勢力となったが、21年の前回衆院選で96議席に減少。以後は2桁にとどまっていた。

22:33

推計投票率53.11% 前回55.93%を下回る見込み

 衆院選小選挙区の投票率は、朝日新聞の推計で53.11%前後となる見通しとなった。衆院選で戦後3番目に低かった前回2021年の55.93%を下回る見込みだ。

 9月の自民党総裁選で選ばれ10月1日に就任した石破茂首相は、9日に衆院を解散。解散から投開票まで戦後2番目に短い18日間での衆院選となった。総務省によれば、選挙準備が間に合わない自治体もあったという。

 今回の衆院選では、自民党派閥の裏金問題を受けて「政治とカネ」が焦点になった。政治への不信が、投票率にどう影響するかも注目された。(古賀大己)

22:25

石破首相「国民の批判、真摯に受け止める」

 自民党総裁の石破茂首相はNHKの番組の中継で、衆院選の開票状況をふまえ、「自民党はもっときちんと反省しなさい、もっと国民の意思に沿った政党になりなさいという、(国民の)強いご意思が出てきたのだと思う。それをきちんと変えないと、参院選でまた厳しい批判をたまわる。真摯(しんし)に受けとめ、政治改革本部を直ちに起動させることもあわせてやっていかねばならない」と語った。

 今後も自民党中心の政権の継続を目指すとした上で、政権運営に野党の協力を求めるかどうかについて「(今回の選挙で)私どもが信任を受けられず、野党の方々が多くの信任を得られたのなら、国民の意思になるべく沿うようにするのは当然だ」と語った。

 今年度の補正予算案の編成について「なるべく速やかに終えて国会の審議をたまわる。いま予算編成は自公でやっているが、(野党の意見を)国会の審議で取り入れるか、この選挙で示されたいろんな民意を編成過程において取り入れるか、両方のやり方がある」と述べた。

22:20

丸川珠代氏「裏金問題、大きく影響した」 敗戦の弁

 元五輪相で自民党新顔の丸川珠代氏は落選が報じられ、東京都港区の事務所で「良い結果が出せず、誠に申し訳ありませんでした。力不足を痛感している」と述べ、頭を下げた。

 いわゆる裏金問題について報道陣から問われると「大きく影響したと感じている。この問題が起きてから今に至るまでの我が党の対応に対して、国民のみなさまの理解が得られる状況ではなかった。私も言葉の限りを尽くして説明したつもりだが、それが信頼を得るには至らなかった」と振り返った。

22:18

世耕氏、和歌山2区で初当選確実 二階氏の三男を破る

 無所属新顔の世耕弘成氏の和歌山2区での初当選が確実となった。

 世耕氏は自民党の前参院幹事長で、官房副長官や経済産業相を歴任。派閥の裏金問題で離党勧告を受けて離党し、無所属での「くら替え」の立候補だった。

 同選挙区には自民公認で新顔の二階伸康氏も立ち、「保守分裂」となっていた。二階氏は裏金問題の責任をとるとして引退した二階俊博・元党幹事長の三男で、地盤を継ぐ形での立候補だったが、小選挙区では落選となった。

■自民の甘利元幹事長、落選見…

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この記事を書いた人
古賀大己
政治部|総務省、朝日・東大調査
専門・関心分野
エネルギー、労働問題、web3、総務省
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