与那国で陸自オスプレイが離陸中止 機体の一部を損傷  日米共同演習キーン・ソード 沖縄


与那国で陸自オスプレイが離陸中止 機体の一部を損傷  日米共同演習キーン・ソード 沖縄 離陸できずに与那国駐屯地グラウンド付近にとどまっている陸自のオスプレイ=27日午後0時15分ごろ、与那国町(基地いらないチーム石垣提供)
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日米共同統合演習「キーン・ソード25」で与那国駐屯地(与那国町)に飛来していた陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイ1機が27日午前11時38分ごろ、離陸しようとした際に地面と接触して機体の一部が損傷した。離陸を中止して与那国駐屯地にとどまっている。

 防衛省によると、駐屯地内で離陸しようとしたところ、機体が左右に振れた不安定な状況となり、左翼下部が地面と接触した。防衛省は、民間への被害は「ない」と説明している。このオスプレイは27日に飛来し、防災訓練や患者後送訓練に参加した。

 当時の様子を見ていた市民によると、オスプレイが駐屯地グラウンド付近から離陸しようとしたが、グラグラ揺れて着陸したという。その後、自衛隊員らが周囲のテントなどを片付け始めたという。この市民は「欠陥機に搭乗している隊員に同情する。軍用機は全て反対だか、他の輸送機もあるのではないか。隊員も家族がいるはずだ。命を大切にしてほしい」と語った。

 陸自オスプレイの同型機は23日、鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地に緊急着陸した。防衛省は、エンジンの不具合を知らせる注意灯が点灯したためだと説明している。

 与那国駐屯地には22日に陸自オスプレイが、23日に米海兵隊のオスプレイが初めて飛来した。

(照屋大哲、明真南斗)

基地いらないチーム石垣提供