(cache)STU48 せとうち航海日誌第151回／今回の当番クルー：原田清花さん（福岡県出身）｜文化・芸能｜PICKUPニュース

　STU48の原田清花です。この度は舞台「結城友奈は勇者である」（通称「ゆゆゆ」）に「犬吠埼風(いぬぼうざきふう)」役として出演しました。この舞台は漫画が原作のアニメを元に、アニメ放送10周年を記念し舞台化されました。

舞台「結城友奈は勇者である」に「犬吠埼風」役として出演した原田さん（ⓒSTU）

　私はアニメが大好きで「結城友奈は勇者である」も泣いて笑って、たくさんの感情を揺さぶられた思い出のある大好きなアニメだったので、舞台の話を聞いた時は夢じゃないかと思うくらい衝撃でした。

　舞台出演の経験はありましたが、今回初めて2・5次元が題材の舞台に出演させていただきました。すでにイメージのあるキャラクターを演じることはとても難しかったです。私の演じた「犬吠埼風」ちゃんはしっかりもので明るく、ムードメーカーでみんなを引っ張っていく性格で、妹の「犬吠埼樹」ちゃんを何よりも大切に思っているお姉ちゃんなのですが、私とは性格も家族構成も全て違っていて、演技はかなり苦戦しました。

「犬吠埼風」役として大剣を持ち、初めての殺陣に挑んだ原田さん（ⓒSTU）

　今回は大剣を使っての殺陣があったのですが、殺陣自体が初めてだったので、まず剣の持ち方、振り方、足さばき…と、一から全て教えていただきました。全く分からない所からのスタートで、大剣が重たくて手が痛く大変なときもありましたが、親身に指導していただき、楽しく殺陣を覚えることが出来ました！

　何度も壁にぶつかった稽古期間でしたが、たくさんの方に支えられ、演出家・田邊俊喜さんの「『ゆゆゆ』の世界を絶対に現実に創り出す」という熱い思いを受けて、私も絶対良い舞台にするために諦められないという強い思いを持つことができました。

「犬吠埼風」の妹「犬吠埼樹」を演じた岡田あずみさん(右)と原田さん（ⓒSTU）

　本番はたくさんの方が見に来てくださり、「ゆゆゆ」が長年にわたり愛されている作品だということを舞台上からすごく感じました。作中の人形劇で声援を送るシーンや、劇中の拍手など、何のお知らせもお願いもしていない中で観劇されている方がアニメ通りのアクションをしてくださったことで、あの瞬間は紛れもなく「ゆゆゆ」の世界が生まれていたと思います。アニメファンの方が喜んでくださっている声を聞き、本当にうれしかったです。

　あの期間、大好きな「ゆゆゆ」の世界を生きられて本当に幸せでした。こんな素敵な機会をいただいたこと、たくさん支えていただいたこと全てに感謝の気持ちでいっぱいです。