昨日母の面会に行った。
病室で寝たきりになって横たわっていた母。
変わらず、長年の向精神薬の副作用から
遅発性ジスキネジアが苦しそうだった。
意思に反し舌が動き、口はもごもごし、
眼は焦点が合わず、パチパチし続けていた。
周りを見ても、他の患者さんは黙って
静かに寝ているだけだった。
母だけが、不自然な動きをひたすら続けていた。
話しかけても、これといって反応もなかった。
それでも私は伝えた。
「お義父さんと○○(元夫)さんに手紙書いて
薬害のこと二人に分かってもらえたよ!
全ては薬によるものだったって分かってもらえたよ!
だから何も心配しなくていいからね!」
と声を張り上げて伝えた。
母はその時だけ力いっぱい頷いたように見えた。
涙を流したようにも私には見えた。
私の気持ちは、きっと母に伝わったと思う。
欲を言えば、まだ母の意識がしっかりしているうちに
とことん伝えたかった。
しかし寝たきりになったとは言え、それでも生きている
うちに私の奇行が薬害によるものであり、
それを誰よりも伝えて理解してもらいたい相手に
伝えることが出来たというのはよかった。
半年掛けて準備した資料と手紙。
やはり私は送ってよかったのだ、そう思った。
そして、長い間今でもこの悲惨な精神薬の薬害を
認めようとしない国と医療業界に強い憤りを
覚えた。
早く認めて情報公開していれば、我々母娘は
どれだけ救われただろうか。
何のために人生20年もそしてこれからも
棒に振り苦しんで生きていかなければならないのか。
伝えきったという思いと一方ではやり切れない思いで
母の病院を後にした。