神戸市が住宅街に防犯カメラ設置へ 首都圏で相次ぐ強盗事件に
首都圏で闇バイトを実行役にした強盗事件が相次いでいることを受けて、神戸市の久元市長は、市内の住宅街に防犯カメラを数百台規模で新たに設置する方針を示しました。
今月15日に横浜市の住宅で住人の75歳の男性が殺害され、現金が奪われるなど、ことし8月以降、首都圏では、「闇バイト」を実行役にした強盗事件が相次いでいます。
これらの事件について神戸市の久元市長は記者会見で「一連の強盗事件は閑静な住宅街で起きていることが多い。地方自治体としてもこの危機感を共有し、必要な対応を行っていかなければならない」と述べました。
そのうえで、市が設置している防犯カメラは、通学路や駅の周辺が中心で、住宅街には十分な数がないとして、今後、住宅街に防犯カメラを数百台規模で設置する考えを示しました。
久元市長は「市民の体感治安の悪化に対して、自治体としてできることをしっかりやろうと思う」と述べました。
神戸市は今後、警察とともにカメラを設置する具体的な場所の検討を進め、来月開会する市議会に必要な費用を盛り込んだ補正予算案を提出することにしています。