嫌いな自分を好きになる。
最近、仕事を失ったり家を追い出されたり病気になった人は、悪いことが起きているのではなく、いいことが起きていると思った方がいい。ついていないのではなく、ついている。運が悪いのではなく、運がいい。自然が「そっちじゃないよ」と教えてくれている。だから、取り返そうとするよりも「ありがとうございました」と言って、次に進むのがいい。チャンスは、ピンチの顔をしてやって来る。不幸になったのではなく、自由になったのだ。終わったのではなく、はじまったのだ。
人生的にめちゃくちゃになっている女性R様の断捨離に呼ばれた。私の正しい使い方である。家も金も仕事もなくなり、引越しを余儀なくされたR様は数週間以内に部屋を整理する必要がある。だが、将来のことを考えると不安で動けなくなり、なにもやる気が起こらない。そこで私の登場である。まず、徹底的にモノを捨てる。苦しいのは、足りないからではなく、持ち過ぎているからである。モノを大事にしたい気持ちはわかる。だが、このままでは共倒れの全滅になる。我々が乗っているのは沈没船だ。積荷を減らさなければ死ぬ。
心配は最悪のエネルギー。だから、心配することをやめて、具体的に動く。現実を見ると自分の馬鹿さ加減が露呈して嫌になるから目を背けたくなる気持ちはわかるが、それでも現実を直視する。直視しないと影に追われる。直視すれば影も消える。世の中の憂鬱は影に過ぎない。影の後ろに喜びがある。自力に頼らず他力を求めたR様は正しい。自分一人だけの力で解決しようとすると、潰れる。モノの重みに押し潰される。これがバレたら一巻の終わりだと思っていたことがバレても、人は離れない。そんな自分を面白がってくれる人と一緒にいれば、人生はいくらでも愉快になる。
何が起きても自分にとって必要なことだと思い定めて、喜び楽しむこと。常識に縛られないで、知恵を出して生きること。嫌な記憶を反芻しないこと。自分にとって必要ない記憶や勉強をしないこと。嫌なことをしたり、嫌な人と付き合わないこと。自然界の動物や植物をよく見聞きすること。ちゃんとやるより、気持ちよくやること。潔く生きると決めたんだろ。決めたなら、決めた通りに生きること。好きは意外と繊細で、簡単に嫌いに負けてしまう。だから、やればやるほど元気になることを見つけたら、どんなにささいなことでもいいから、忘れないで、しっかりと離さないで、花やお茶、お香や散歩、動物や植物、役に立たなくてもいいから、自分の「好き」を忘れないで。
何をしても中途半端。何をしても三日坊主。そんな自分に嫌気が刺す時は、リスを思い出す。冬に備えてリスはどんぐりを土に埋める。だが、春が来るとリスは自分がどんぐりを埋めた場所を忘れる。リスが忘れてくれるおかげで森林は豊かになり、生態系は保たれる。リスが「ちゃんとしなくちゃ」と思って在庫管理をやり出したら、森林は滅亡する。誰かのおっちょこちょいが、他の生命を支えている。嫌いな人を愛せたら、嫌いな自分も愛せるようになる。可愛らしいじゃねえかと、嫌いな自分を好きになる。ちゃんとやるより、気持ちよくやること。何をなくしても大丈夫。最悪死ぬだけ。心配は最悪のエネルギー。思い切りよく楽しく生きる。服に従うと書いて服従。好きな服を着た方がいい。本当はあるんだろ。好きな色や、好きな柄。無難じゃない挑戦的な服。R様は蛇柄を愛していた。お前は今日から蛇になれ。蛇になって、逞しく生きろ。これから福岡に行く。
おおまかな予定
10月27日(日)福岡県福岡市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
バッチ来い人類!うおおおおお〜!
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