山口県光市での強盗予備容疑で逮捕された関東地方の中学生ら3人が「金が欲しかった」との趣旨の供述をしていることが24日、捜査関係者への取材で分かった。所持していたスマートフォンを調べたところ、秘匿性の高い通信アプリを使用していたことも判明。山口県警は闇バイトに応募した3人が指示役とのやりとりで使っていたとみて、首都圏で相次ぐ強盗事件との関連を調べる。
捜査関係者によると、3人は千葉県多古町の自称男子高校生(18)と、茨城県牛久市の自称男子高校生(16)、同県龍ケ崎市の男子中学生(14)で、持ち物からマイナスドライバーと粘着テープを山口県警が押収したことも判明。防犯カメラ映像の解析などから、事件当日の20日に東京都内で集合し、新幹線を利用して山口県まで移動したことも分かった。
3人は共謀して20日午後8時ごろ、強盗目的で工具などを持参し、光市の建設業の男性宅付近で金品を奪う機会をうかがったとして逮捕、送検された。巡回中の警察官が男性宅近くの路上にいた3人を職務質問し、事件が発覚した。