三重 松阪 入院しないと…救急搬送7700円 徴収は7%

ことし6月から三重県松阪市などで始まった、救急搬送されても入院に至らなかった場合、1人あたり7700円を徴収するという運用。開始以降の3か月で、実際に徴収されたのは搬送された人の7%余りにあたる、278人でした。

これは、救急車の出動件数を抑制しようと、ことし6月から松阪市などで運用が始まったものです。
具体的には市内の3つの基幹病院に救急搬送され、入院に至らなかった場合、1人あたり7700円を徴収します。
25日は市議会の委員会で、この運用開始から8月までの3か月間の状況が報告されました。
それによりますと、3つの病院に救急搬送された人は3749人。このうち、入院に至らなかった人は54.8%にあたる、2056人いました。
しかし、今回の運用では、入院に至らなくても医師の判断や労災、交通事故の場合などは、徴収の対象外となっていて実際に7700円を徴収された人は278人と、全体の7.4%となりました。
そして救急車の出動件数は4617件で、去年の同じ期間に比べて1013件減少。率にして21.9%減ったということです。

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