国連レバノン暫定軍、1拠点の監視塔から撤退 イスラエル軍が発砲

国連レバノン暫定軍、1拠点の監視塔から撤退 イスラエル軍が発砲
国連レバノン暫定軍は、レバノン南部ダイラ近郊にある監視塔から隊員が22日に撤退したと発表した。付近で作戦を行っていたイスラエル軍が発砲したためという。2023年、レバノン南部で撮影(2024年 ロイター/Aziz Taher)
[ドバイ 25日 ロイター] - 国連レバノン暫定軍(UNIFIL)は25日、レバノン南部ダイラ近郊にある監視塔から隊員が22日に撤退したと発表した。付近で作戦を行っていたイスラエル軍が発砲したためと説明した。
イスラエル軍は現時点でコメントしていない。
さらにUNIFILによると、イスラエル軍はUNIFILに対し、国連が設定したイスラエルとレバノンの境界線である「ブルーライン」沿いの陣地から撤退するよう繰り返し要求し、一部拠点のカメラや照明、通信機器を故意に破壊しているという。
また23日には、別のUNIFILの拠点にある医療施設が出所不明の砲弾もしくはロケット弾の攻撃を受け、建物が損害を被った。
UNIFILの隊員に負傷者は出ていないという。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab