キャラ製作の無償やり直しに勧告 公取委、Vチューバー運営大手に

公正取引委員会

 動画を投稿するバーチャルユーチューバー(Vチューバー)が扮するキャラクターの制作を委託した23事業者に、計243回の無償のやり直しをさせたとして、公正取引委員会は25日、下請法違反で、Vチューバー運営大手の動画作成配信会社「カバー」(東京)に、やり直し分の代金を支払うよう勧告した。

 公取委によると、同社は2022年4月~23年12月、委託した事業者に「髪の動きをもっとなめらかに」などと無償でやり直しをさせていた。

 23事業者のうち、19人はフリーランスの個人事業主。ある事業者は7回やり直したが、本来の支払い時期の1年7カ月後に代金を受け取った。

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