ヒズボラ最高指導者の後継候補、3週間前に殺害 イスラエル軍
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【10月23日 AFP】イスラエル軍は22日、9月に殺害したレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)の最高指導者ハッサン・ナスララ(Hassan Nasrallah)師の後継者と目された人物を、約3週間前に行った首都ベイルート南郊への攻撃で殺害していたことを確認した。
イスラエル軍は声明で、ヒズボラ執行評議会のハシム・サフィエディン(Hashem Safieddine)議長の死亡を確認したと発表した。ヒズボラ情報部門トップのアリ・フセイン・ハジマ(Ali Hussein Hazima)氏も死亡したという。
イスラエル軍がこの攻撃の標的としたのは、ベイルート南郊ダヒエ(Dahiyeh)にあるヒズボラの情報部門本部で、当時25人以上のヒズボラ戦闘員がいた。
ヒズボラはこれについてまだ声明を出していない。
一方、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相はレバノン国民に向け、イスラエル軍が「ナスララ自身やその後継者、さらにその次の後継者を含むテロリスト数千人を排除した」と述べた。
ヒズボラに近い筋は10月初め、AFPに対し、ヒズボラの後ろ盾となっているイランと良好な関係を持つ聖職者サフィエディン師が、最高指導者の後継となる「最有力」候補だと語っていた。(c)AFP