西東京・中2虐待 自殺教唆容疑で警視庁が父再逮捕へ 「首つれ」引き金に

 東京都西東京市で7月、中学2年の長男(14)が暴行を受け翌日に自殺した事件で、傷害容疑で逮捕、起訴された父親の村山彰被告(41)が長男に自殺を迫る発言をしたことなどが自殺の引き金になった疑いが強まり、警視庁捜査1課が29日に、自殺教唆容疑で村山被告を再逮捕する方針を固めたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、村山被告は7月29日、同市内の自宅で、長男に「24時間以内に首でもつって死んでくれ」などと自殺をそそのかし、長男を30日早朝に首をつって自殺させた疑いが持たれている。

 母親が遺体を発見し、警視庁田無署が同日、長男の顔や腹を蹴るなどしたとして、傷害容疑で村山被告を逮捕していた。死因は窒息死だったが、顔や胸などに数十カ所のあざがあり、村山被告は「強くしようと以前から殴っていた」などと容疑を認めていた。

 西東京市教育委員会によると、長男の中学校の担任は今年と昨年の2回、顔のあざに気づいて事情を聴き暴行を受けていることを知ったが、市教委に報告せず児童相談所にも通告しなかった。村山被告が6月13日に中学校に「体調が悪いので休ませる」などと連絡して以降、長男は登校しておらず、捜査1課は虐待の発覚を免れようと自宅に監禁していた疑いもあるとみている。

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