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新米取引、31年ぶりの高値 業者間60キロ2万2700円

2024年10月18日 18時59分 (10月18日 19時01分更新)
 水田で実った稲穂=2022年9月、埼玉県伊奈町

 水田で実った稲穂=2022年9月、埼玉県伊奈町

 農林水産省は18日、出荷団体と卸売業者が売買する際の価格を示す「相対取引価格」で、2024年産米の9月の全銘柄平均が玄米60キロ当たり2万2700円だったと発表した。データの発表元が異なる1993年に「平成の米騒動」で2万3607円を付けて以来、31年ぶりの高値。昨夏の猛暑で23年産米が品薄となった影響で、前年同月と比べると48%(7409円)上昇した。
 物価高で生産にかかるコストが増えたのも大きかった。相対取引価格は、全国農業協同組合連合会(JA全農)を中心とする出荷団体などと卸売業者との取引価格で、小売価格が高止まりする可能性がある。
 23年産米は市場での流通量が減少した。猛暑でコメが白...

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