箱館戦争に加わったフランス人子孫 五稜郭を訪れ「本物見られ感激」

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野田一郎
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 旧幕府軍と新政府軍による戊辰戦争の最後の戦いとなった箱館戦争(1868年12月~69年6月)で、旧幕府軍に加わったフランス人の子孫が7日、北海道函館市にある国の特別史跡五稜郭を訪れた。旧幕府軍には仏人士官ら10人が参加していたことが知られている。

 今回訪問したのは、仏南東部ドローム県モンテリマールのセシール・バライエさん(83)。参戦したモンテリマール出身のオーギュスト・プラディエ(1839~73年)の弟のひ孫にあたる。箱館戦争と仏人との関わりに詳しい日仏交流史研究家で、東京で経営コンサルタントをするクリスチャン・ポラックさん(73)が案内役を務めた。

 ポラックさんによると、プラディエは戦後、日本にとどまり生糸の輸出を手がけ、横浜で没した。バライエさんは今回、横浜外国人墓地(横浜市)にあるプラディエの墓参りのために来日した。

 バライエさんは「子どものこ…

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この記事を書いた人
野田一郎
函館支局長
専門・関心分野
人権、人口減、文化