かまれた男性は今も入院中 大型犬アメリカンブリーを庭で放し飼い 「門に跳びかかってくるように吠えてくる」危険な通学路
CBCテレビ
逃げ出した大型犬に通行人が噛まれ重傷を負った事件。現場は通学路でした。 (近くに住む人)「(かまれたのは)手の甲だったが、けっこう血が出ていた」 【写真を見る】かまれた男性は今も入院中 大型犬アメリカンブリーを庭で放し飼い 「門に跳びかかってくるように吠えてくる」危険な通学路 警察によりますと9月17日、愛知県新城市の住宅から大型犬「アメリカン・ブリー」2頭が逃げました。 1頭はオス、もう1頭はメスで、いずれも体長約1メートル。メスは近くを歩いていた68歳の男性の手に噛みつき、男性は1か月以上経った現在も入院中です。 (近くに住む人)「門の上に犬の顔が飛び出てくる感じ。みんなが通る道なので(門から)飛び出たら怖いと思っていた」 2頭はその後、市の職員らが保護しました。 警察は、飼い主で ブラジル国籍のデ・ソウザ・マテウス・エンリッケ・タガタ容疑者を適切な管理を怠るなどした重過失傷害の疑いで逮捕し、送検。 タガタ容疑者は自宅の庭で2頭を放し飼いし、蛇腹状の扉を設置しているものの体当たりすれば外に逃げられる状態だったということです。 ■自宅前は「全校児童の4分の1が通学路にしている」 (矢野司記者)「犬を飼育する家の目の前は、通学路になっていて、近隣住民は市や学校に再三相談していたということです」 2頭はことし5月にも脱げ出し、近隣の住民たちが学校などに相談していたということです。 (東郷西小学校 今泉浩和校長)「犬が興奮して、門に跳びかかってくるように吠えてくると聞いていた。子どもにとってはとても恐怖」 Q どれくらいの児童が通学路に? 「60人前後、全校児童の4分の1が通学路にしている」 警察の調べにタガタ容疑者は、犬の管理について「ちゃんとやらなければならなかったが金がなかったので十分整備できなかった」などと容疑を認める一方、「簡単に扉が開くので誰かが開けたのかもしれない」などと話しているということです。 また、2頭のうち噛みつかなかったオスには狂犬病の予防接種を一度も受けさせていないと説明していて、警察が詳しく調べています。
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