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gemini0529
『おむすび』第19回 家父長制と朝ドラ
このドラマの象徴的な点から。
クレジット順
ふと思い出したのが、前作のクレジット順です。
主役
女性
男性
五人組
最後は重要人物
要するに最初の方は主役との距離に思えます。(回想)や(写真)となると位置が下がることも多いものの、この作品は変わりません。そして最後は穂高や桂場あたりが常連であったように思えます。
それが本作は、前半が女性人物。シメが聖人とマツケン。主役の父と祖父になっています。この並びが家父長制を連想させるんですよね。女子どもはキャイキャイはしゃいでいるけど、結局はおっさんが支配者として睨みを利かせていると言いたいような。
日本ドラマの慣習といえばそうなんですけど、前作は意欲的で計算づくだったなあと。
パソコンの設定ができないババアw
冒頭で、あのアホなストーカーがヒロイン母のパソコン設定をしていました。くどいようですが、PCスキルにおける男女差はそうそうないのです。ヒロインが、ストーカー父のパソコンをしてもおかしくない。けれどもうっすら家父長制とミソジニーが染み付いたテレビマンは「どうせババアはパソコン使えねえしw」と言いたがるわけ。
そういえば『おかえりモネ』はヒロイン妹がITで漁業管理をテキパキとしていたっけな。
家父長制の権化
そして家父長制の権化ともいえるのがマツケンですね。
マジックショーのアシスタントって必要ですか? 黒子でも別にいいんですよね。あんな派手なドレスだとか、バニーガール衣装だとか、着ている必要はまったくないんですよ。
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