課題でAI使った高校生処分 両親が撤回求め学校を提訴 米東部

写真はイメージ=ゲッティ

 米東部マサチューセッツ州の高校で、男子生徒が課題の素案作成に人工知能(AI)を活用したことで処分を受けたのは不当だとして、生徒の両親が20日までに処分の撤回などを求めて学校側を提訴した。AI利用に関する規則や指示がなかったと主張している。

 学校側は「校則で『許可されていない科学技術の使用は不正行為に当たる』と規定している」と反論し、請求棄却を求めている。教育現場で学生のAI活用がどの程度認められるべきなのか、議論を呼びそうだ。

 ボストンの連邦地裁への提訴は9月。訴状によると、昨年の秋学期に生徒らは米国史に関するグループ課題でAIを使った。教師は課題を破棄させ、個別に手書きでやり直しを指示。中間評価で0点、完成した後も低い成績を付けた。生徒らは土曜に自習を命じられる処分を受けた。

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