拾った入院患者のクレジットカードを不正使用 20代看護師を懲戒解雇 秋田大学医学部附属病院
入院患者のクレジットカードを不正に使用したとして、秋田大学医学部附属病院は20代の男性看護師を懲戒解雇処分にしたと発表しました。また、1000件以上のカルテを不正に閲覧したとして30代の男性看護師も停職4か月の懲戒処分を受けています。
22日付で懲戒解雇されたのは秋田大学医学部附属病院に勤務していた20代の男性看護師です。秋田大学によりますとこの男性看護師は、先月、拾った入院患者のクレジットカードを不正に使用しました。不正に使われたのは額にして45万円相当で、男性看護師は購入品の一部を転売していたということです。
また、30代の男性看護師は去年11月、1000件以上のカルテを不正に閲覧し、親族のカルテ情報を身内に漏らしたほか、知人のカルテの内容を本人に知らせたということです。秋田大学はこの職員を22日付で停職4か月の懲戒処分としました。
相次いだ不正に秋田大学は「綱紀粛正の徹底と的確な指導に努める」とコメントしています。