東海村「ジェー・シー・オー」部品切断で火花引火 けが人なし
23日午前、茨城県東海村にある核燃料加工会社の「ジェー・シー・オー」で、放射性物質で汚染された部品を切断した際に出た火花が油などに引火しました。
火はすぐに消し止められ、けが人はなく、放射性物質の漏えいもなかったということで、会社が詳しい原因を調べています。
「ジェー・シー・オー」は23日午後、茨城県庁で記者会見を開きました。
それによりますと、23日午前11時前、東海村にある会社の「総合排水処理棟」という施設内で、放射性物質で汚染された機械の部品を電動工具で切断する作業を行っていたところ、火花が発生して別の部品に付着した油や油を拭き取った紙に引火したということです。
現場にいた作業員たちが初期消火にあたり、火はすぐに消し止められたということです。
会社によりますと、現場は放射性物質を扱う管理区域内ですが、当時、作業は汚染の拡大を防ぐためのテントの中で行われていて、けが人はなく、放射性物質の漏えいなどもなかったということです。
現場では部品の油を拭き取るため燃えやすい成分が入ったスプレーが使われ、引火につながった可能性もあるということで、会社は詳しい原因を調べています。
「ジェー・シー・オー」では、25年前の1999年に作業員2人が被ばくして亡くなった臨界事故が起き、翌年、国から核燃料加工事業の許可が取り消されたあと、施設や設備の解体作業が続けられていました。