盗まれた鉄板と知りながら買い取ったか 笠間の会社社長逮捕

工事現場で使われる鉄板を盗まれたものと知りながら買い取ったとして、警察は茨城県笠間市にある金属買い取り会社の社長を逮捕しました。

逮捕されたのは、笠間市小原にある金属買い取り業「東勝産業合同会社」の社長で、中国籍の辺興江容疑者(46)です。
警察によりますと、ことし5月1日、会社の敷地内で盗まれたものと知りながら鉄板6枚を54万円で買い取ったとして、盗品等有償譲受けなどの疑いが持たれています。
鉄板は、同じ日の未明に牛久市内の道路舗装の工事現場から盗まれたもので、窃盗の罪ですでに逮捕・起訴されていた4人の供述などから社長が関与した疑いが強まったということです。
23日午前には、捜査員30人が会社の事務所や社長の自宅を家宅捜索し、鉄板や銅線ケーブルなどの金属を買い取ったことを示す領収書などを押収したということです。
警察の調べに対し、社長は容疑を否認しているということです。
警察は、24日にも法人として会社を書類送検する方針で、事件のいきさつをさらに詳しく調べることにしています。

茨城のニュース