ウクライナの人口、14年以降で1000万人減 国外避難や出生率急低下で
国連人口基金(UNFPA)は22日、ウクライナの人口はロシアがクリミア半島を併合した2014年以降で1000万人、25%前後相当が減少したとの推計を公表した。写真はドイツの避難シェルターに到着したウクライナ人と荷物を運ぶ職員。23年撮影。(2024年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[ベルリン 22日 ロイター] - 国連人口基金(UNFPA)は22日、ウクライナの人口はロシアがクリミア半島を併合した2014年以降で1000万人、25%前後相当が減少したとの推計を公表した。
最大の原因は670万人に及ぶ国外避難者でその多くは欧州各地で生活している。ロシアとの戦争による死者や、出生率の急低下も影響した。
旧ソ連が崩壊した1991年時点でウクライナの人口は5000万人を超えていたが、その後は他のほとんどの東欧や中央アジア諸国と同様に深刻な人口減少傾向をたどり、ロシアの侵攻を受ける前年の2021年で既に4000万人程度となっていた。
NFPA東欧・中央アジア地域事務所のフローレンス・バウアー所長は、22年2月のロシアによる侵攻がそうした人口動態を巡る厳しい状況をさらに悪化させたと指摘。ウクライナの出生率は女性1人に対して子ども1人程度と、世界最低クラスに沈んでいると説明した。
安定的な人口維持には2.1の出生率が必要とされている。
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