見えぬ指示役、逮捕される実行犯 連続強盗、大半は「闇バイト」

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三宅梨紗子 杉江隼 稲葉有紗 遠藤美波 板倉大地
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 首都圏を中心に8月以降相次ぐ強盗事件。横浜市の強盗殺人事件で逮捕された男は実家で暮らしながら塗装業を営んでいた。捜査関係者によると、男はSNSで「稼げるバイト」に応募したという。一連の事件では30人以上の実行役らが逮捕され、大半が「闇バイト」だったとされる。一方、指示役の検挙には至らず、10月に入っても事件は起きている。

「真月君が強盗に関与している可能性がある」。捜査員に告げられて

 横浜市青葉区で15日ごろ、数人と共謀して住宅に押し入り住人男性を殺害したとして、強盗殺人容疑で逮捕された宝田真月容疑者(22)=千葉県印西市=は、実家に暮らし、塗装業を営んでいた。毎週、日曜日以外は仕事に出ていた。同居の家族によると、中学時代は卓球部。趣味はゲーム。多弁ではないが、帰宅すれば「おかえり」「ただいま」と家族と言葉を交わした。「優しい子でした」

 捜査関係者によると、宝田容疑者は神奈川県警の調べに、自宅を出る時まで犯罪をさせられると思わなかったと説明。税金を滞納して窮し、SNS上で「ホワイト案件」というアルバイト募集を見つけ応募。身分証を送信した後に闇バイトを命じられ、「家族にも危害が加えられると考えると断れなかった」「闇バイトに関わるのは初めてだった」と供述している。

 家族によると、逮捕される日の朝、警察が大勢で家宅捜索にきた。本人は不在だった。「真月君が強盗に関与している可能性がある」。捜査員の言葉に、家族は頭が真っ白になった。「受け入れるしかない。息子がやったなら、本当に申し訳ない気持ちです」

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 「あいつに限って、そんなこ…

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