悠仁さまの東大推薦対策 〜不合格になる可能性はあるの?〜
こんにちは。Loohcs代表の嶺井です。
悠仁さまが東大推薦を受験するかも?みたいな話が世間を賑わし、Loohcsにも取材の連絡が何件か来たりしました。一応50人以上合格者を出していまして、長年関わっているのは事実ですので、確かに情報は色々あります。
さて、そんな総合型選抜対策に特化して、東大推薦入試対策も長く関わってきた僕から悠仁さまの東大推薦受験をみると、まず「筑附出身で学会発表経験有り」というプロフィールだけで、「共通テストさえ点数とれれば、忖度なしでも合格できそう」という所感をまず覚えます。
ただ、実は東大推薦入試は、同等レベル以上の経験・実績があったとしても容赦なく不合格になる入試です。この記事では、悠仁さまがもし不合格するとしたらどんなパターンがあるのか?検討したいと思います。
ちなみに、僕の指導経験でも、二次試験から来た受験生で、”天才”としてしっかり社会的に評価されている受験生や、高校生で取得するのが片手の平レベルの高度な実績があっても、落ちる時は落ちたんですよね。一次試験から来てくれれば、もう少し良い結果になったと思うんですが・・・。
昨今の報道として、「合格するかも、合格できそう」は「合格するに違いない」という雰囲気で語られがちですが、受験対策の文脈では「不合格があるとしたら何が要因になりそうか?考えて減らしていく」ことに注力するので、今日はそうした観点から情報をまとめていきます。
また、同様水準の実績で東大推薦を志す受験生にも役立つように、仮に本当に東大推薦を受験するのであれば「リスクヘッジはこういうプランで行くと良いと思うよ」という話も加えておきます。
ということで、まず、これまで容赦無く不合格を受験生に叩きつけてきた東大推薦入試における対策のポイントを整理しながら、よくある落とし穴に触れていきたいと思います。
🤔自分が東大の求める人物であることを論理明快に説明できるか?
大学でやりたいこと、将来なりたいこと、これまでやってきたこと、書類に書いたことが論理的にグチャグチャな「支離滅裂な面接応対」をしてしまうと、いくら共通テストで点数が取れても、不合格をもらってしまいます。また、上記の論理を通す上で、結論としては「私は東大が求める人物像である」ことを示すことができていなければなりません。
ここまで、当然のことを述べたように思えるかもしれませんが、案外、自力で受験した人はできていないことが多いです。特に、東大受験生であっても、自己表現や自己アピールに意識が行きすぎてしまい、「相手が求める人物像」を無視してしまうケースがあります。推薦要件を満たしただけで、安心・満足しちゃうパターンですね。
悠仁さまのケースだと、国際会議での発表経験により要件を満たしたと言えますが、それは合格基準ではなく、出願要件です。
そういえば、余談ですが、推薦要件に「国際会議」の文言が入っているのは、悠仁さまへの忖度でないかという記事を見かけましたが、この文言は何年か前から入っていて最近入ったものではありません。
いま確認できる限りでも、2020年9月発表の募集要項ですでに記載がありましたから、生物学領域で国際会議に出る高校生は毎年それなりにいるということではないでしょうか。
Loohcs志塾でも母数としては少ないですけど「国際会議に出たことあるよ」「研究論文書いて学会発表したよ」という高校生は毎年少数見かけますので、探究活動経験者の各世代トップ100を集める東大推薦においては珍しくないのかもしれません。
◇
さて、以上を前提として、推薦入試や総合型選抜で「どんな人が合格するか?」の分析をすることになりますが、基本的には募集要項とアドミッションポリシーに書いてある通りです。
まずは募集要項を読み、分析するというのが基本のキであり、定石的第一歩なのですが、結構な分量があって、読み解くのが大変なんですよね。
東大推薦入試の募集要項:
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400243935.pdf
東大推薦入試のアドミッションポリシー:
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/admissions/undergraduate/e01_26_01.html
今回該当するであろうトンボ論文に関連する研究ができる、農学部をピックアップして、さらに深掘りしていきます。
◇
①将来的な社会への応用まで検討することができているか?
日本の総合型選抜や推薦入試は「学部ごとに求める学生像」が定義されていることがほとんどです。つまり、学部によってスタンスが異なっていて、対策の方向性も異なっているわけですね。
学部のスタンスとしては、大きく2種類あり、「研究者としてアカデミックな貢献をしてくれそうな学生を集める」(東大医学部など)場合と、「社会に学問を還元・応用して社会貢献してくれそうな学生を集める」場合があります。
東大農学部の場合は、やや後者に寄っており、研究を社会に還元する姿勢・ビジョンを示すことが必要となります。
上記学生像から要点を抜き出すと以下2点になります。
動植物の多様な機能に興味を持ち、学び、究明し、応用して社会に役立てたいという強い意欲を有する学生 (断言調なのでマスト要件)
特に、生態系に関わる諸問題の解決にグローバルな視点から貢献しようとする学生 ("が望ましい"なので、あればベター)
ここで、するどい方は「ん、トンボの生態系調べた研究を、どう応用するんだ?」と気になった方もいるでしょう。実はこの点、悠仁さまのトンボ論文は、しっかり研究の社会的意義についても言及があり、あとはこれを志望理由書や面接での応対で活かせれば、ちゃんと満たせていると判断されるでしょう。(逆に言えば、このあたりの観点を満たせない書類を出願しちゃうと、不合格になる可能性が大きく上がるので、気をつけたいですね)
悠仁さまのトンボ論文:
https://www.kahaku.go.jp/research/publication/zoology/download/49_4/L_BNMNS_49-4_129.pdf
"おわりに"の部分を僕なりに要約するなら、
赤坂御用池(都心部の都市緑地という生物が生息するのに適してない環境にも関わらず)に、多様なトンボ相があったことから、「人為的に環境を管理することで、生物多様性の維持に良い影響を与えることができるのでは?」という仮説が示唆された
という感じでしょうか。
これをベースに、生物多様性への問題意識と、そのために必要な研究を大学でやりたい、という学習計画を組み立てられればOKです。できればその時に、グローバルな視点(海外の先行研究や先行事例を集めて、それを応用する等)を組み込むことができればさらに望ましいです。このあたりは、周辺に研究者がいて日常的にコミュニケーションを取れる環境を活かして、しっかりリサーチしてほしいですね。
◇
②大学に入った後の学習計画や研究についてビジョンがあるか?
次に、アドミッションポリシーにある「全学部共通の事項」からも、もう1観点出しておきたいと思います。
東京大学が求めているのは,本学の教育研究環境を積極的に最大限活用して,自ら主体的に学び,各分野で創造的役割を果たす人間へと成長していこうとする意志を持った学生
これは、ちゃんと「大学に入ったあと、どんな研究をどうしたいかくらいは、しっかり検討して、聞かれたら話せるくらいにはしようね」ということです。
特に、東大推薦は、一般入試組と異なり「進振りがない(学部を最初から選べる。一般入試組は選べない)」上に、以下のような「特別扱い」が制度化されているくらいなので、しっかり意志があることは示したいです。
前期課程から後期課程のプログラムを受けられるし、なんなら学部3−4年になったら、大学院の授業もぜひ受けてね、というスタンスです。また教授がメンターとしてもつきます。すごい!
ただ、実際問題これらの制度がどの程度活用されているかというと、合格した面々の話を聞く限りでは「まちまち」というのが実情とのことで、結局は「本人が主体的に活かす行動を取れるかどうか」によって変わってきます。せっかくなので、悠仁さまには、こうした環境をフル活用していただきたいですし、教授も活かしてくれそうな学生との出会いに期待を持ってくれています。
具体的にどのように対策をしていったら良いかについて触れますと、ざっくり以下3つをやる形になります。
所属したいゼミや研究室・専攻コースを探す
受講したい授業を探す
それぞれで何を学び、どのように将来に活かすか考える
これは東大だけでなく、どの大学の推薦や総合型を出す上でも必要で、自分のやりたい研究をやるのに、その大学がベストだ、といえる論理の構築が必要です。(ベストでないなら「それ別の大学でやった方が良いよ」と言われるのは、実はあるあるなので、本当に注意が必要です。)
この点、東大には生圏システム専攻など、発展させた研究ができそうなコースはありそうですので、しっかりとしたリサーチを行って事前準備を行えば問題ないでしょう(リサーチしたり研究計画を立てたりするのは手間がかかります)。
https://www.a.u-tokyo.ac.jp/departments/graduate_ecosystem.html
◇
③以上の観点を800文字で伝わるように書けるか?
ここまでで洗い出した観点が伝わるように、以下の書類に800文字でまとめる必要があります。
東京大学農学部を志望する理由、高等学校等在学中の自己の活動の成果、自己の将来像等について、農学とその関連分野に対する興味をふまえて入力してください。(800字程度)
さて、多くの受験生が、「既定の文字数が少ない方がラク」だと思いがちですが、ある程度、内容をしっかりこめようと思うと、「長く書くより短く書く方が難しい」ので、これは正直かなり書くのが難しい出願書類になります。
設問文を読む限り、①志望理由、②活動成果、③将来像、④農学に対する興味、⑤農学の関連分野への興味 と5種類の内容を書くことができますが、これをすべて盛り込もうとすると、それぞれ160文字くらいになるので、強弱や取捨選択、抽象度のコントロールが必要です。
◇
④面接で実績を出すのに十分な、「主体性などの能力が備わっていること」を示せるか?
面接において「その志望理由書や論文自分で書いた?」と直接聞かれることはさすがに僕の知る限りではありませんでしたが(もしそういうことがあったらコメントくださいね)、受験生の能力を見極めようとは当然にしてきます。
募集要項分析で最後に紹介する資料として、学部長からのメッセージを見てみましょう。
ここで悠仁さまが準備をしておくと良さそうなポイントは、以下になると思います。
背景にある過程を吟味し、受験生の積極性、自主性、協調性およびリーダーシップも評価の対象
いろいろと週刊誌では、事実かどうかはさておき、「母親の影響が大きい」「周囲にサポートしている人がいる」といった情報や、学校生活についての噂話などなど書かれてしまっていますから、どうしても「どれだけ自分が自主性・主体性を持って取り組んできていて、これから何をやりたいと思っているのか?」は気になってしまうポイントです。
人生として「周りに流されてきただけ」であれば、かなり厳しい戦いになりますし、「自分の意思で選び、出願している」のであれば、案外普通に高評価ということもあると思います。
もちろん、日本最高峰の教育環境は与えられてきたでしょうから、周りの影響は受けてはいるでしょう。ただ、結局は教授から見て「教えがいのある学生かどうか」「自律してちゃんと学びや研究を続けられそうか」が重要なのです。
そのために質疑応答で研究者たちと楽しく議論ができるよう練習を重ねることと、これまでの学校生活で周りにどのように影響を及ぼせたか等のエピソードの用意はしておくのが基本となります。
◇
🤔共通テストで必要なスコアが取れるか?
さて、ここまでで、推薦要件を満たしても、合格基準を超えるためには、それなりの準備が必要だということは伝わったと思います。ただ、悠仁さまの経歴や、実際の論文の内容を鑑みるに、ここまでは案外問題なく越えられそうだということも伝わったのではないでしょうか。
そんな中、最後の壁として立ちはだかるのは、共通テスト(旧センター試験)の点数です。東大推薦入試は、このスコアも最終的な合否に活用しますから、最後は試験の点数が取れるかどうかも見られるわけですね。
共通テストで取るべきラインは8割が”目安”。
共通テストでは、基本的には「8割が目安」とされています。このラインは受験生の学力上位15%程度の水準と言われていまして、「べらぼうに高い」というわけではありません。一般入試における足切りラインよりはやや高く設定されていますが、東大は世代のトップ1%が受験するような入試ですから、その層に絞れば9割以上のスコアをとるのが普通です(念のためスタッフに少し集計してみてもらいました)。
また、過去実際にあった事例として、「8割より”やや足りない”」程度の水準であれば、通過する場合もありました(少しぼかして書きますが、目安としては7割5分くらいです)。つまり、あくまで8割は目安であって、教授の手心を加える余地、合計点で見て多少の不足があっても合格する余地は十分あるのです。
僕の視点からは、筑附の教育を受けて、しっかり努力しているなら、ある程度の点数は取れるのでは?と考えますが、実際どうなんでしょうね。すごく勉強を頑張っている、とジャーナリストの方々はおっしゃってましたが。
まあ、ここから「合格間違いなし!」と書かれちゃうと、そこまでは言ってないけどなぁ、となりますが、仮に塾に悠仁さまがやってきたら、普通に東大推薦を応援する方向で指導すると思います。
🤔そもそもあの実績で十分なのか?
結論から言えば、十分合格可能性はあります。ただ、考えれば考えるほど心配にはなります(これはプロとはいえ、受験生と一緒ですね、笑)。
東大農学部の推薦入試は、枠が10名程度と、推薦・総合型界隈では、比較的枠が大きい方です(筑波大の生物学類だと3名なので)。ただ、これは言い換えると、悠仁さまの実績が「農学系・生物学系の探究をしてきた日本の高校生世代TOP10」に入っている必要はあるよ、ということでもあります。
国際会議での英語発表自体は十分食い込める実績ではあると私の経験からは思います。ただ、同等水準の実績を持っている人も複数人いる(日本の宝です)でしょうから、TOP10に入れるかというと、まあ入れそうだけど、ちょっと微妙?、書類や面接で手を抜くとヤバイかも?って感じの実績でもあります。
毎年、受験生の母集団は変化するのと、教授の判断も毎年同じというわけではないので、出願を諦めるほどのことではありません。冒頭で述べた通り、合格可能性は十分あります。
ただ、こればっかりは、日本の高校生全員のデータを持っていなければ、正直なんとも言えないので、あくまで受験のプロ視点の”感覚”でしか話せないんですが、、、
💪東大推薦のリスクヘッジ方法!!!
さて、「可能性は十分あると思いますよ」とは言えても、「100%合格できると思います」とは言えませんので、実際に東大推薦を中心に受験戦略を組み立てるとしたら「どのような併願校があるか」も考えておくべきということになります。
鉄板になりそうな併願先
まず、先ほど少し触れましたが、「筑波大学AC入試」は、併願の規定がゆるいため、東大とセットで出願が可能で、東大よりも先に試験がありますので、まずは肩慣らしという意味でも出願することをオススメします。学問分野としても、十分適していそうです。ただ、前述の通り枠が少なく厳しいので、「不合格になっても気にしない」心の準備は必要です。
ちなみに東北大も、総合型選抜に力を入れている国公立としてよく出願されていますが、入試時期が東大よりも前で「専願規定」が強めなので、東大か東北大か選ぶことにはなりそうです。どちらが良いかは人それぞれ(志望学部や学問領域で決める人もいれば、得意科目がどうかで決める人もいる)ですね。
◇
類似の研究ができる穴場の有名大学
次に、穴場的にオススメしたいのが「慶應義塾大学 総合政策学部/環境情報学部の一般入試」です。え?慶應?一般入試?って感じになると思いますが、実は生態系研究をやっている一ノ瀬さんという教授がいまして、トンボ論文と通ずる内容の論文もすでに出していたりします。
しかも、上記2学部は「英語と小論文の2科目入試」で受験でき、もし共通テストで点数が足りなくて🥺となったとしても、1-2ヶ月小論文を集中的に学べば、なんとかしやすい入試方式です。ちなみに、2学部上げたのは、この2学部はキャンパスが同じで、どちらの学部に入っても、同じ授業を受けられるからです。すなわち、普通に受験するだけで、チャンス2倍ということです!
◇
AO入試や推薦入試は「これまで生きてきた自分と、その将来像」をぶつける必要があり、なんだかんだ学力も確認される、総合格闘技のような入試です。
一般入試は正確かつ迅速な情報編集力が求められますが(昔は情報処理力でしたが、最近は記述式も増えてより高度な思考力が求められるようになっています)、それとはまた異なった難しさがあります。
自分の将来を真剣に考え、プロトタイプを作り、それが第三者に評価されるところまで失敗を恐れずに挑戦し続け、場合によってはそこに至るプロセスでたくさんの大人を巻き込んでいく・・・。そして、その良し悪しと成果を自分で検証し、試行錯誤のプロセスを自分の未来につなげて、理路整然と伝えられるようにする。
それなりに大変なことが求められます。
悠仁さまが、共通テストに向けた受験勉強や、推薦入試に向けた準備を頑張って、より自分のやりたいことに近づけるよう努力していることは、素直に応援したい気持ちが僕には出てきましたね。
ただ、その後の人生については、なかなか難しいことが多々あるのかもしれません。悠仁さまが、研究をライフワークとして楽しみつつ、その成果が世の中の学問領域の発展や、何らかの社会的意義にまでつなげていき、東京大学が建学の理念としていること、アドミッションポリシーで目指していることを体現し、国民にも評価されることを祈っております。
東京大学の使命と教育理念
1877年に創立された我が国最初の国立大学である東京大学は,国内外の様々な分野で指導的役割を果たしうる「世界的視野を持った市民的エリート」(東京大学憲章)を育成することが,社会から負託された自らの使命であると考えています。このような使命のもとで本学が目指すのは,自国の歴史や文化に深い理解を示すとともに,国際的な広い視野を持ち,高度な専門知識を基盤に,問題を発見し,解決する意欲と能力を備え,市民としての公共的な責任を引き受けながら,強靭な開拓者精神を発揮して,自ら考え,行動できる人材の育成です。
そのため,東京大学に入学する学生は,健全な倫理観と責任感,主体性と行動力を持っていることが期待され,前期課程における教養教育(リベラル・アーツ教育)から可能な限り多くを学び,広範で深い教養と更に豊かな人間性を培うことが要求されます。
[今回の記事担当]嶺井 祐輝
1991年生まれ。2016年に総合型選抜や推薦入試の対策塾を運営するLoohcs株式会社の設立に参画し、副社長就任。自身も教鞭を執りながら、学校事業の立ち上げと、Loohcs志塾の全国展開に貢献し、2021年より同社代表取締役社長。
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今足りていない教育を問い直し、補完し続けるような存在。
「新しい方式の入試対策(AO推薦入試・総合型選抜)」や「探究学習」など“OECD Education 2030”を先取りしながら、高い難関大学合格実績を誇る、教育サービスを運営中です。
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