誘致事業に厳しい声 順大新病院巡り議論 県議会委 /埼玉

 県議会福祉保健医療委員会は9日、県がさいたま市に誘致を進めている順天堂大医学部付属の新病院について議論した。大学側が計画見直しや工期延長をメールで申し出たことを巡り、議員からは「貴重な税金を投入する価値があるのか」などと厳しい意見が出された。

 新病院は当初2020年度の完成を目指していたが、工期が延び25年4月着工、27年開院予定に変更された。だが、着工時期が迫った今年7月末、同大はメールで整備費が2200億円近くに達し、完成が20カ月遅れると県に説明し、計画の見直しを申し出た。

 県と大学は「(病院)整備費の2分の1以内の補助」を約束する「確認書」を取り交わしており、巨額の整備費の一部は県負担となる可能性がある。

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