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素人アプリ開発者が、ランキング1位を獲得し月100万円の不労所得を得るまで(完全解説)

割引あり

はじめに

いつもお世話になっている方も、初めましての方も、この記事を見ようとしてくださり、ありがとうございます。

今回、完全専門外の素人エンジニアが、アプリ開発をして月100万円の不労所得を稼ぐ、という自分の中の一つの目標を達成することができたので、そのロードマップを全て隠すことなくお伝えしていこうと思います。

私は、「IsTalk - トーク分析」というアプリの開発をやっておりまして、X(旧Twitter)で「けい@生成AI×アプリ開発」と言う名前でやらせていただいております。

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アプリのアイコン
恋愛の分析をテーマにしたデザインに

IsTalkを開発してから、3年が経ち、iOSとAndroid合計で35万ダウンロードを達成しました。(2024年4月16日現在)

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Androidの情報
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iOSの情報

また、iOS無料アプリのユーティリティというカテゴリで日本ランキング1位を取ったことや、直近の1ヶ月の収益が100万円(広告収益+サブスクリプション収益)を超えたこと。さらに、サブスク登録者が3000人を超えたこともあり、皆さんに、どうやってここまで伸ばすことができたのか?について具体的な話を展開していけたらと思っています!

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アプリのランキング
(iOS無料アプリのユーティリティというカテゴリの中でのランキングを示す。)
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アプリ広告の1ヶ月の収益
(Google Admobによる収益。今月とは、4月1日〜4月16日までを指す。
先月は3月1日〜3月31日を示す)
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アプリ内課金のサブスクユーザや1ヶ月間の収益
(Active Subscriptionsはサブスク登録者の人数を示す。MRRは直近の1ヶ月を示し、
3月17日〜4月16日までの期間のサブスク収益を示す。MRRの単位はドル。)

これからアプリを開発してみたいと思っている方や、アプリを既に作っていて収益を伸ばしていきたいという方に、ぜひ参考にしてもらえたらと思います!
色々とぶっちゃけていきますので、よろしければ最後まで見てくれたら嬉しいです〜!

IsTalkってなに?

まずは、簡単に私のアプリを紹介させてくださいませ!

IsTalkは、LINEのデータをもとに、相性を診断したり、トーク・電話・スタンプなどの回数を集計したりするアプリです。

具体的には・・・
・相性は何点か?(100点満点)
・何回LINEを送っているのか?もらっているのか?
・LINEをしている時間帯や曜日がいつか?
・普段どんなメッセージをよく送っているのか?
などを見ることができます。

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IsTalk - トーク分析の画面

さらに、最近のアップデートでは、話題の生成AIを使って、LINEの関係性やフィードバックまでもらえるアプリとなっており、他のアプリにはない唯一無二の魅力が詰まったアプリとなっております。

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左図はiOS、右図はAndroidのAI分析結果画面

2021年3月にiOS版、2022年1月にAndroid版をリリースし、iOSはリリースから3年ほど経過しました!
ちなみに、プログラミング言語ですが、iOS版はSwiftUI、Android版はDart(Flutter)で書いています。

未経験から始めたプログラミング

自分は、未経験から完全独学でエンジニアを13年続けております。(Pythonがメインのバックエンドエンジニアです。)

あまり大きな声では言えませんが、基礎を学んでいなくても、自分は、1人法人のエンジニアとして、問題なく仕事ができています。それは、正直なことを言えば、プログラミングが全てなわけではないからです。意外とコミュニケーションが大事な仕事なので、その現場で学んできたこと、現場の経験が非常に重要な業界だと思います。

当時勤めていた会社では、社交的な方で営業向きと言われ、エンジニア適正試験も受け、「君はどう考えてもエンジニアの気質ではない!」と言われていました。

しかし、ゲームボーイやスーファミ世代の自分には、モノづくりができるエンジニアへの憧れがあり、ゲームは作れなくとも、いつかアプリケーションを作りたいという目標がありました。

周りに何と言われようと、プログラミングで食べていこうと思った私の意志は強く、早くもプログラミング言語に触れてから12年という歳月が流れています。

端折りましたが、3年サラリーマンを経験した後に独立し、今年で自分の会社は10年目です。(1人法人の会社ですが、外注も含めてメンバーは7人います。)
独立してから、実に10社以上のPython案件をやってきました。
今でもPython案件を続けています。(プログラミングしている時が一番幸せかも。奥さんには決して言えない。)

アプリを作ろうと思ったきっかけ

前述の通り、誰に何を教わったわけでもない完全独学の私が、プログラマーという職業で名を挙げるというのは難しいことです。

でも、せっかくモノづくりのエンジニアになったのですから、何か結果を残したいとずっと思っていました。

そんな時、世界的なパンデミックが発生し、引きこもっている毎日の中でAppStoreを眺めていたところ、面白そうなアプリを発見します。

それが『チャッピー - LINEトーク分析』というアプリで、これは、LINEの情報を可愛く可視化して、トーク数などを集計するアプリでした。

このアプリは、当時AppStoreの評価が2.9で、評価としては極めて悪いのですが、その理由は、既にサポートが終わって遊べなくなっていたからでした。

ユーザのレビューを見ると、「面白いアプリなのに残念」「愛用していたのに突然使えなくなった」などの声が多く、これは・・・ニーズがあるな!と感じました。
私が使おうと思った時にも、既にサポートが終了しており、実際に使ったことはないのですが、過去に使われていたスクショや、過去のSNSの情報を見て、「これをもっと面白くして新しく作り変えてみよう!」と決意しました。

というのも、自分はそこそこ恋愛経験が豊富(自分で言ってみるw)で、自然言語処理という今の生成AIの基礎技術が専門分野であったこと、さらに、幸いなことに、この『チャッピー - LINEトーク分析』以外に同様のアプリがない、という理由から、こういう系のアプリであれば、独自性の高い、ライバルにも決して負けないものが作れるかも!?と思ったのです。
深くあれこれ考えるよりも行動派の私は、急ぎアプリを開発することに決めました。

アプリを開発する上で重要なこと

当時、ChatGPTがない時代です。
時間こそあったものの、スマホアプリ開発の知見は全くなく、本を読むのが嫌いな私は、いつもの癖で気合いでアプリを作ろうという行動に出ます。

気合いというのは、ひたすらネットで調べて、拾ってきたソースコードが動くかのTry & Errorの繰り返しです。
ちょっとおかしいかもしれませんが、理解している時間がもったいないので、ひたすらこれを繰り返していました。(理解は後でよし・・・・!)

ところが、プログラムを書いているとどうしても行き詰まるエラーが出てきたり、やりたいことを実施できない(例:分析したあと花びらを降らす、のような演出はどうやって実装するのか?)などが出てきます。
そういう時は、ココナラというサービスを使って、スマホアプリ開発に詳しい人に相談に乗ってもらっていました。

相談に乗ってもらってた子は大学生で、私が突破できなかった部分を的確に教えてくれたり、調べてもわからないような小ネタも教えてもらってたりしました。(今の時代、こういった生成AIでは、中々教えてもらえない小ネタが一番大事だったりもするな〜と思います・・・)

2021年1月から、毎日3食ウーバーイーツ、睡眠時間3時間をほぼ2ヶ月くらい続けたと思います。誰とも会わず、毎日寝不足で、どうやってあの処理を実現しようとか、寝る直前までアプリ開発をしているものですから、そんなことを毎日の様に考えてました。

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毎日眠いぞ〜

そこまでして作りたかった理由ですが、「アプリ開発未経験者でもスマホアプリは自分の力で作れる!」という実績を作って周囲にドヤりたかったのです。

その時の自分は、どこにでもいるエンジニアで、何もかも中途半端なエンジニア….周りに胸を張ってこれだけは負けないぞ!という強みが私にはなかったため、将来的な不安を常に抱いていました。

そんなこんなでアプリ自体は2021年2月末で完成し、アプリのアイコンを知り合いのデザイナーさんに頼んで作ってもらい、スクリーンショットは自分で作成してAppStoreの審査に提出!
何度もリジェクトを繰り返しましたが、2021年3月17日、無事にAppStoreに承認されました。

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当時のIsTalk

ちなみに、リジェクト理由ですが、「占いアプリというのはもう世の中ありすぎているから、君のアプリはストアには並べらんないよ」というものでした。

占いではなく分析という色を強くしていったところ、突破できました。(これから占いアプリを作ろうと考えている方は、多分作ってもストアに出せない可能性が高いのでやめた方がいいかもです。。。)

AppStoreに自分のアプリが載った時の感動は今でも忘れません。
普通の方であれば、教科書を買い、アプリ開発の言語を勉強して、時間をかけて作るものかと思います。

ただ、自分はなかなか継続することができない性格のため、自分自身に何かしらの課題を与え、自分を追い込み、あとは気合いで乗り切るタイプです(笑)

なかなか共感いただくことは難しいかもしれませんが、何か目的を持った上で、限られた時間の中でなるべく早く実現させなければならないという環境を自ら作り出すことが重要だと感じています。

アプリ開発未経験者が、アプリのプログラミングを学んでから約2ヶ月でアプリをリリースさせることができたのは、自分自身のエンジニアとしての生き方に納得がいっていなかった早く何か自分の強みになるものが欲しかった、ということが大きく関係していたことは間違いありません。

リリースしてから流行るまで

それでは、ランキング1位を取るまでのロードマップについてお話ししていきます。

アプリをリリースしたあとは、毎週の様にアップデートしていました。
自分のアプリに新規ユーザがついた時とか、アップデートした機能を使ってもらえた時が特に楽しくて仕方なかったので、アップデートするモチベーションになっていました。

しかし、アップデートするだけではアプリは全然使われません。
1日に良くて50人。うち半分は友達です(笑)
そんな日々を過ごしていて、どうすればアプリを流行らせられるか?ということを考え始めます。

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2021年6月当時のユーザ数の推移

Newscastへの投稿

2021年6月頃、まず私が最初にマーケティング戦略として使ったサービスですが、Newscastというサービスを利用しました。
GoogleのSEOが強いことで有名なニュース記事を書けるサービスです。

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こちらのニュースを作ったことで、Googleからの流入は確かに増えたかと思いますが、投資金額的には大赤字で、これは真剣にアプリの収益化をしなければ。。。と考え始めます。

リリース当時は、アプリの広告のみを入れて広告収益を得ており、そこに非消耗型と言われる買い切りのサービスを250円で作りました。このように広告を非表示にしたりするような、アプリを使いやすくするための追加コンテンツを実装しました。

買い切りのサービスを作る、と簡単に言いましたが、実はこちら、アプリ開発者が自分でボタンを作ったり、ボタン実行後のプログラムを作る必要があります!
設定画面で金額決めてポチポチ…だけでは終わらないのです・・・。
決済処理については、RevenueCatというサービスを使うと比較的簡単に実装できました。

少しずつユーザ数が増えてきたのを見て、課金サービスの金額を250円から、490円、980円と立て続けに値上げしました。

しかし、課金数がそれほど増えるわけでもなく、Newscast自体は9月くらいにサービスをやめてしまいました。これはNewscastが悪いわけではなく、完全に私の戦略不足(お客様を甘く見すぎていた。。。)だったと感じています。

TikTokマーケターさんとの出会い

2021年10月ごろ、別のマーケティングも試してみようと思い、クラウドテックというサービスを使いました。

このサービスは、専門のエンジニアさんやマーケターさんにお手伝いいただくアウトソーシングのサービスです。

10月末から1月末までの3ヶ月間、プロのTikTokマーケターさんの方にバズる動画を制作していただいたり、アプリのインストール数/課金数を増やすための流入戦略を考えていただいたり、また、TikTokマーケティングの運用をお願いしました。

この頃に、TikTok動画制作におけるバズのノウハウや、ターゲット戦略などの知見を色々とご教授いただきました。

「アウトソーシングで仕事をお願いする」というのは、自分の仕事をそのまま依頼してやってもらうだけでなく、「自分自身が依頼して学ぶ。知識を盗む」ということを心がけていました。

2021年12月の大爆発

TikTokマーケターさんに作成いただいた動画が、2021年12月17日に突如大バズりします。

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いつものように、Googleアナリティクスで「今何人くらい使われてるかな〜」とチェックしていたら、30分間で700人使われているという数字が・・・!(この当時、通常は多くても30人。)

これはとんでもないことが起きている・・・!とマーケターさんに急ぎ見てもらったところ、ある動画がバズっていました。それがこちら。

こちらと同じような動画を作ってはアップを繰り返ししてはいたのですが、突然こちらの動画が伸び始め、一気に流入数が増えたのです。

収益はサブスクと広告合わせて1日で5万円ぐらいになり、これまでなかなか売れなかった『買い切り980円のサービス』も1日に50人くらいに売れるなど、今までにない爆発的な売りが立ちました。

初バズのあと

しかし、バズは一時的でした。
1〜2週間も経てば、またすぐにいつも通りのアクティブユーザ数になってしまいました。

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2022年12月31日時点のiOSアプリのダウンロードソース数
バズった12月と比較してみると、他の月の寂しい数字が見てわかる。

ただ、バズで得たものは大きかったのです。

それは、TikTokの多くのコメントの中に「使えない」「やり方わかんない」「落ちる」「Androidはないの?」のようなコメントが目立ち、その他にも様々なアプリに関する問題が浮き彫りになってきました。

バズる前までは、ほとんど問い合わせなど来たことがありません。
そのため、この時初めて自分のアプリに多くの問題があるということがわかりました。

例えば、私のアプリの場合、 個人情報の問題を特に指摘されました。
データを取っているんじゃないかとか、信用できないとか、怖すぎる、とか・・・。どうすればユーザに信用してもらえるのか、という考えに至らされたのを覚えています。

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TikTok動画のコメント欄

そして、使い勝手の問題についても、色々と指摘を受けました。
そこで、UIを全体的に変更し、女子ウケがよさそうな色合いするなどをして、デザインを一新したりしました。

デザインは、うちの奥さんに考えてもらいました。『女子ウケの良い』というのは「絶対に男の主観でデザインや配色を選ぶな」だそうです(笑)
「女性は男性よりも、口コミや紹介で広めてくれる可能性が高く、『女性ウケを狙う』というのは流行らせる上で重要だ」とも仰っておりました。

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2021年当時のIsTalkの画面
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現在の画面

また、「Android版を作ってほしい」との声も多かったので、こちらも作ろうと決心しました。

アプリの改善

2022年の1月〜6月くらいまでは、アップデートを重ねていきます。

まず、TikTokのユーザから「プレミアムサービス(課金要素)が高すぎる!」の声を受けて、買い切りサービスの980円を廃止し、同じ内容で300円のサブスクリプションに切り替えてみました。
なぜサブスクリプション300円にしたかというと、LTV(顧客生涯価値)を考慮したときに、買い切りサービスの980円よりも安く設定でき、多くのユーザにとってもこの値段なら買いやすいと判断したためでした。

問い合わせいただいたバグの対応、分析スピードの改善、分析項目の追加など、よりアプリを楽しんでもらうためのアップデートを繰り返して、ユーザの不満を解消する取り組みを行なっていきました。

Androidの開発

Android版は要望が来てすぐに検討を始めました。大体2021年12月末の頃だったと思います。

この時、FlutterというiOSとAndroidを同時に作れるフレームワークが流行り始めたので、AndroidはFlutterを使ってアプリを作ろうと決めました。

ただ、自分で1から作るFlutterのスキルは持っておりません。。。

そして、その当時はPythonの案件をやっていて忙しかったので、またココナラというサービスを利用し、プロの方に途中までアプリを作っていただきました。

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(例)ココナラの出品サービス

私のアプリは、実際に使ってみて頂けるとよくわかるかと思うのですが、分析アルゴリズムが非常に独自性のある重要な要素となっています。
このアルゴリズムを教えてしまえば、同様のアプリが作られてしまう…これが私が最も恐れていたことでした。

ということで、すべての開発を任すわけにはいかなかったので、アルゴリズムの部分の実装だけは自分で行う必要がありました。

2022年1月〜2022年2月までの1ヶ月間で8割ほど作っていただきまして、後の2割だけ頑張れればよかったのでなんとかなりました。。。

相変わらずの素人独学なので、必要になった時に必要な知識を学ぶという戦略でスピード感重視で開発を進めましたw
生成AIがまだ無かった時代に作ったので、かなり苦労しました。

そして、ユーザからああだこうだ言われるのがとにかく嫌いな私は、アプリのリリースを急ぎたかったので、これまでの独学アプリ開発の経験を活かし、なんとか気合いでリリースすることができました。

単純に、iOSアプリとAndroidアプリ、合わせて2つのアプリで収益化できることになりますから、「今思えば初めから両方作っておけばよかった」と思いましたw

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IsTalk - トーク分析(Android版)のストアページ

ユーザへの通知とユーザ分析

FirebaseのMessagingという機能があります。
これは、ユーザに通知を送ったり、アプリを立ち上げたときにポップアップを出したりが簡単にできる機能です。
アップデートのお知らせは、ユーザに通知するのを忘れず、SNSでもアップデートのお知らせを毎回欠かさず行っていました。

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ASOの向上のため、アップデートのたびにキーワードの改善もしました。私の場合、Appfiguresというツールを用いてキーワードの分析していました。

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Appfiguresのログイン後の画面。
自分のアプリや競合アプリへの流入キーワードなどが見れる。

それでも、ユーザ数は微増で、アプリ開発は地味なアップデート作業が続きました。

ユーザが右肩上がりで増えているうちは開発のモチベーションが続くのですが、その伸びも虚しく、2022年の夏頃は売上が月に1万円いけばいい方・・・。
「こんなにも時間とお金をかけたのに、これだけしかもらえないのか・・・」と落胆する日々。モチベーションは下がり、これまで2週間に一度のペースで更新していたアプリは、いつしか1ヶ月に1回、3ヶ月に1回と更新頻度が下がっていきました。

そして、気づけばあのバズった日から1年の歳月が経っていました・・・。

動画の追加制作

開発のモチベーションは下がっていましたが、3ヶ月に1本くらいのペースでTikTokに動画を出すようにしていました。そして、既存のバズった動画のプロモートを毎日出すことは、欠かさずやっていました。

TikTokマーケターさんから教わった知識をもとに、色々と考えながら自分なりの運用をしていました。

そんなことを繰り返していると、小バズが2023年7月23日に起こります。

そのバズった動画はこちら。

実はこちら、あのバズった2021年12月17日の動画よりも前にTikTokマーケターさんに作っていただいた動画です。

TikTokのアルゴリズムは度々変わるため、なぜ伸びたのかの具体的な要因はわかっていません。ただ、この頃から小バズが度々発生するようになります。

バズよ再び

ついに、あの2021年12月17日を超える出来事が起きます。

2024年1月7日のApp Storeのダウンロード数がなんと1日で1万2000ダウンロード近くまでになったのです!

TikTokの動画が流入元であることはこれまでと同様なのですが、ユーザ自身が動画をシェアしやすくする、ということに力を入れた結果、動画でもアプリを取り上げやすくなり、拡散に拡散が生まれた、という現象が起きました。

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視聴者にシェアしてもらったTikTok動画

バズるために具体的に力を入れたアプリの実装については、後ほどお話ししようと思います!

ランキング1位へ

若い女の子中心のシェア効果が予想以上のもので、TikTokのおすすめにもガンガン載るようになり、1日のアクティブユーザが1万を超え、ユーティリティというカテゴリの中で1位、日本国内の総合iOSアプリランキングでは7位を取ることができました!アプリをリリースして実に約3年のことでした。

収益モデルがサブスクであることで、継続的な収益が得られることも大きく、今年から非常に安定して収益を得ることができています。

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アクティブなサブスクリプション数。
2024年以降で明らかに数が増えているのがわかる。

今では、ほぼ毎月のように過去動画のバズがあったり、TikTokシェアによる新規参入があったりと、さまざまな要素の組み合わせで、昨年末と比べてもDAU(1日のアクティブユーザー)は非常に増えており、2024年1月1日と2024年4月16日を比べるとその数は5倍も増えています。

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左図が2024年1月1日時点のDAU。
右図が2024年4月16日時点のDAU。

昨年までと異なっているのは、それほど動画がバズっていなくても、視聴者さんがアプリを勝手に取り上げてくれるようになったので、その影響による流入の効果が大きいです。

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TikTokの「トーク分析」でヒットしたもの

アプリの収益化について

一般的なアプリは、広告とアプリ内課金の2つで収益化を行います。

私のアプリも、収益の柱は広告とアプリ内課金(サブスクリプション)の2つです。

広告については、『バナー広告』と『インターステーシャル』という、ボタンをタップすると全画面で表示される広告の2種類を使用しております。
サブスクリプションについては、購入をすると『広告のOFF』『追加機能の解放』『分析制限解除』などの特典が得られます。

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サブスクリプションの難しさ

アプリ内課金の難しさは色々あります。そして、それはアプリの種類によっても全く異なります。特に私のようなアプリは、毎日のように使わなくても良い、いわゆるツール系と言われるカテゴリのアプリです。
そのようなアプリを、サブスクリプションでサービスを販売するというのは、容易ではないです。
そして、私のアプリの場合はさらに特殊で、セキュリティ上、アプリ内で完結させるもの(機内モードなどのオフライン下で動くもの)でなければなりません。となると、サブスクリプションだけでなく広告収益も失うことになってしまいます。

サブスクリプションを増やすための実装ポイント

そんな特殊なアプリであっても、やりようはあると信じたかったのです。
IsTalkは、今や3000人以上の方が、サブスクリプションに登録してくれています。

それは、自分がまとめて考えてみると、下記だと思っています。

  • 継続的に使う必要のあるコンテンツを開発すること

  • 課金したくなるコンテンツを作り、サブスクリプションで解決させること

  • 不便を作り、サブスクリプションで解決させること

具体的に、IsTalkの場合は、という形でお話ししていきます。

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