周囲との調和を図り、
短い納期でもやり抜く。

グリーン

グリーン事業
栃木サービスセンター
髙山 省吾
SHOGO TAKAYAMA


実家が農家なので、農業は身近に感じていました。就活中に企業研究を進めるなかで、渡辺パイプがビニールハウスを建設する会社だと知り、自分の仕事がカタチに残ること、農家さまの要望をカタチにできることに魅力を感じました。渡辺パイプが他社と大きく違うのは、最初から最後まで一貫して工事に携われること。この上ない環境だと思ったので、他社を受けることはなかったですね。
写真を撮ったり部品を運んだり、入社したての頃は現場を回って経験を積みました。何もないまっさらな土地に、初めてビニールハウスが建ったのを見たときは感動しました。いずれ自分が工事を仕切っていくのだと思うと、興奮せずにはいられなかったです。
そして現在は、施工管理として現場を取り仕切っています。部品の手配や施工業者さまへの依頼、工事の段取りや進捗の確認と、覚えることもするべきことも本当に幅広く、大変なこともありますが、図面を片手に職人さんへ依頼しているとき、ふと「やりたかったことができている!」と思うことがあります。そして何より、自分が描いた図面を元に建物が完成するのは格別です。どんな案件でも、毎回達成感があります。

髙山 省吾




農業は栽培を始める時期が大切なため、農家さまも納期に対しては非常にシビアです。そこに自分たちもしっかり向き合っていく必要があります。完成の日から逆算し、発注すべきものや、やるべきことを洗い出し、いつまでにその業務を終えなければならないのか、スケジュールを組んでいきます。何か1つでも後回しにしたりすると、工期は大幅にずれ込んでしまうので気が抜けません。
特に大変なのが、施工業者さまとのやり取りです。こちらが依頼したい時に施工業者さまのスケジュールが空いているとは限りません。相手の話を聞きながら調整を進めていきます。大事なのは信頼関係です。
ある職人さんを先輩から紹介されたとき、私にとってその方の第一印象は正直良くありませんでした。ぶっきらぼうな応対が苦手だったのです。
でもその方の工事に対する知識は非常に深く、頼りになる・・・。気持ちを入れ替え、一から教えていただくつもりで接するようにしました。休憩時間に雑談でコミュニケーションを取ることで関係性を強化し、距離を縮めて行きました。今ではその方が一番信頼できる職人さんとなっています。

髙山 省吾

髙山 省吾髙山 省吾





入社1年目の冬、大雪による雪害が発生しました。ビニールハウスは軒並み倒壊し、朝から晩まで農家さまからの電話が鳴りっぱなし。パイプや部品の注文、見積や工事の依頼が殺到し、出口の無いトンネルを走っているようでした。入社1年目の自分にできることは決して多くなく、力不足を痛感した出来事です。
一番辛かったのは、困っている農家さまに対して「できません」と伝えなくてはならなかったことです。自然災害という仕方のない状況ではあるものの、1日でも早く復旧して欲しいと願っている農家さまのご要望に応えられない場面があり、非常に悔しい思いをしました。だからこそ、納期を守ることはもちろん、どれだけ農家さまのニーズに応えていけるかを日々大切にしています。
その想いをカタチにできた案件があります。渡辺パイプにはあらゆる工事を自社のみで完結させられるという大きな強みがあります。その案件では、解体作業は農家さま自身で行い、当社はビニールハウスの建設のみを担当する予定でした。しかし関係各所へ協力を仰ぎ、解体工事から請け負うようにしたことで、工期を大幅に短縮。「予定より早く栽培ができる」と喜んでいただけました。
今後も渡辺パイプと自分のファンを増やしていきながら、渡辺パイプでしかできないような大きな仕事をやってみたいです。そのためには、いかに社内外の人から協力を得られるか。「高山に任せた!」と言ってもらえるよう、仕事を通じて自分を磨いていきます。