パーキンソン病 脳深部刺激療法(DBS) 電気で異常な信号抑制
2021年12月28日 05時00分 (12月28日 12時58分更新)
症状緩和薬減量の効果
手足の震えや歩行障害といった症状が出る国の指定難病、パーキンソン病。進行すると薬の効きが悪くなり、思うように体を動かせない時間が延びる。そうした患者にとって治療の選択肢の一つとなるのが、脳に電極を埋め込み、電気刺激を与える「脳深部刺激療法」(DBS)だ。電流で神経回路に流れる異常な信号の伝わり方を抑え、症状を和らげる効果がある。 (細川暁子)
電気で異常な信号抑制
パーキンソン病は、脳の神経伝達物質、ドーパミンをつくる細胞が減ることで発症する進行性の病気。体を動かす神経回路に異常な信号が流れ、筋肉のこわばりや手足の震えなど運動機能に障害が出る。原因は不明で、国内では約十六...
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