※動的ディスプレイ広告は、一部のお客様のみに提供している広告タイプです。キャンペーンの新規作成時、「商品リスト訴求」目的が表示されないお客様はご利用になれません。
ディスプレイ広告の動的ディスプレイ広告では、商品リストファイルをアップロードすることで商品リストを更新します。
商品リストとは
アカウントが管理する全ての商品データを、格納する箱のような役割を持ちます。商品リストは1アカウントにつき1つのみ設定されており、商品リストファイルをアップロードすることで、商品リストへのデータの登録や、更新ができます。
商品リストファイルとは
商品リストにデータを登録、更新するためのデータを格納したアップロード用のテキストファイルです。規定のフォーマットに従って、事前に作成しておく必要があります。
商品リストファイルの作成については「商品リストファイルの作成(動的ディスプレイ広告) 」を参照してください。
本ヘルプでは新しい広告管理ツールで商品リストファイルをアップロードし、商品リストを更新する手順を説明します。
商品リストを更新する(通常アップロード)
商品リストの定期更新を設定する(FTPによる定期巡回)
アップロードに失敗する場合の対処方法
商品リストをリセットする
- ご注意
-
- アップロードした商品リストの内容は、審査の対象です。
- 商品リストが以下の理由で掲載不可になった場合は、商品リストを一度リセットした上で、新たに商品リストを更新する必要があります。
掲載不可理由:
フィードデータ内のリンク先サイトにおいて、Yahoo! JAPAN 広告掲載基準、Yahoo! Feed広告掲載基準に抵触する箇所がありました。 - 商品リストファイルのアップロード後に、指定したImage URLに対し、画像取得のため最大50QPS程度のアクセスが発生する可能性があります。なおこのアクセスは、広告主様のサイト審査を目的としたアクセスとは別で実施されます。
- 動的ディスプレイ広告を配信するために必要な商品リストについて、1つのアカウント内で大量に入稿された場合、または複数アカウントで同時に入稿された場合は、審査完了まで通常の審査期間(約5営業日)よりもお時間をいただく場合があります。
商品リストを更新する(通常アップロード)
商品リストファイルをアップロードして商品リストのデータを更新する方法は以下のとおりです。
操作手順
- 広告管理ツール 右上にある「ツール」をクリックします。
- 「ライブラリー」の「商品リスト」をクリックします。
- 商品リストの管理画面にて、「商品リスト更新」ボタンを押します。

- 商品リスト更新画面が表示されます。

- 「ファイル選択」ボタンを押してアップロードする商品リストファイルを選択します。
- ヒント
- 商品リストにデータを登録、更新するためのデータを格納した商品リストファイルを、事前に作成しておく必要があります。作成方法については「商品リストファイルの作成(動的ディスプレイ広告) 」を参照してください。
- 商品リストの更新種別を設定します。
- 全件更新
商品リストを、今回アップロードするファイルの内容に全て置き換えます。今回アップロードするファイルにない商品は削除されます。 - 差分更新
既存の商品リストの内容と差分のある商品だけ、アップロードするファイルの内容で上書きします。変更のない商品への影響はありません。
- 「エラーチェック」ボタンを押して、アップロードする商品リストファイルのエラーチェックを実行します。
エラーチェックを実行すると、手順4で選択した商品リストファイルの入力内容が間違っていないかをシステム側で確認します。
- ヒント
- 本手順ではファイルチェックのみが行われます。ファイルはアップロードされないため、アップロード回数には含まれません。
- エラーチェックが完了したら、「実行」ボタンを押します。
商品リストファイルをアップロードし、商品リストの更新処理が開始されます。 - 商品リストの更新処理状況は、商品リスト管理画面の履歴一覧で確認できます。
- ご注意
- 商品リストの更新でエラーにより更新に失敗した商品がある場合、履歴一覧の「エラー内容」項目に「ダウンロード(ZIP)」リンクが表示されます。
更新に失敗した商品は、更新前の入稿内容で広告配信を継続しますので、意図しない内容での配信を防ぐため、エラー内容はダウンロードして必ずご確認ください。
- ヒント
- 1日にアップロードできる上限回数は、商品リスト管理画面の「商品リストについて」から確認できます。
アップロード回数は全件更新・差分更新を別々にカウントし、アップロードに失敗した場合も、アップロード回数を1回として数えます。
商品リストの定期更新を設定する(FTPによる定期巡回)
お客様のサーバーに設置された商品リストファイルに、ディスプレイ広告のシステムが定期的にアクセスして商品リストを更新する方法です。商品の在庫数と広告を連動させるなどの用途で、商品リストファイルの更新を頻繁に行う場合に便利です。
設定方法は以下のとおりです。
- ご注意
- 定期更新機能のご利用には、以下の2点が必要です。
- お客様が利用しているサーバー上に商品リストファイルを設置してください。
- お客様のシステム外から、上記ファイルへのアクセスが可能な状態にしてください。
認証が必要な場合は、認証用のIDとパスワードを事前にご用意の上、定期更新を設定してください。
操作手順
- 広告管理ツール 右上にある「ツール」をクリックします。
- 「ライブラリー」の「商品リスト」をクリックします。
- 商品リストの管理画面が表示されるので、「定期更新」ボタンを押し、さらに表示されるメニューで「定期更新設定」をクリックします。

- 定期更新の設定画面で、以下の各項目を設定します。
- 商品リストファイルのURL
サーバーに設置した商品リストファイルのURLを入力します。URLは、先頭が「ftp://」または「sftp://」、かつ、末尾が「.tsv」または「.zip」の必要があります。
- ご注意
-
- 商品リストファイルのURLは、絶対パス(※)で入力してください。相対パスを入力すると設置したファイルが取得できません。
※絶対パスとは、ルートディレクトリーと呼ばれるフォルダーの階層構造の頂点から、特定のフォルダーやファイルまでの経路を表した文字列のことです。 - RFC3986に準拠していないURLは設定できません。
- ユーザー名
サーバーにログインするためのユーザー名(ID)を入力します。 - パスワード
サーバーにログインするためのパスワードを入力します。 - 更新種別
以下のいずれかを選択します。
- 全件更新
商品リストを、今回アップロードするファイルの内容に全て置き換えます。今回アップロードするファイルにない商品は削除されます。 - 差分更新
既存の商品リストの内容と差分のある商品だけ、アップロードするファイルの内容で上書きします。変更のない商品への影響はありません。
- スケジュール
定期アップロードの頻度を選択します。頻度は以下のいずれかを選択可能です。
- 時間
1日に2回以上アップロードする場合に選択します。アップロードの頻度を「1時間おき」~「12時間おき」の12段階から選択します。 - 毎日
1日に1回、指定の時刻にアップロードする場合に選択します。希望の時刻を併せて選択します。 - 毎週
週に1回、曜日と時間を決めてアップロードする場合に選択します。希望の曜日と時刻を併せて選択します。
- ご注意
- 商品リストファイルのURLに、ユーザー名やパスワードの文字列は含めないでください。ユーザー名およびパスワードは、それぞれの入力欄から設定してください。
- ヒント
- 1日にアップロードできる回数の上限は、商品リスト管理画面の「商品リストについて」から確認できます。アップロード回数は全件更新・差分更新を別々にカウントします。
なお、スケジュールで「時間」を選択した場合、設定によっては短時間で上限回数に達することがあります。
- 例
- 「2時間ごと」を選択した状態で、0時、2時、4時、6時に定期アップロードが実施されました。6時の時点で1日の上限に達したため、以後は翌日まで定期アップロードは実施されません。
- 定期更新の設定
通常は「有効」を選択します。
定期更新の設定後に、一時的に停止する場合は「無効」を選択します。
- 「保存」ボタンを押します。
定期更新の更新処理状況は、商品リスト管理画面の履歴一覧で確認できます。設定後、指定した頻度(または曜日・時刻)で定期更新が行われているかをご確認ください。
- ご注意
- 商品リストの更新でエラーにより更新に失敗した商品がある場合、履歴一覧の「エラー内容」項目に「ダウンロード(ZIP)」リンクが表示されます。
更新に失敗した商品は、更新前の入稿内容で広告配信を継続しますので、意図しない内容での配信を防ぐため、エラー内容はダウンロードして必ずご確認ください。
- ヒント
-
- 定期更新では、前回更新時からファイルが変更されているかをチェックしてからファイルアップロードを実施します。ファイルに変更がない場合はファイルのアップロードは実施されず、アップロード回数も消費されません。
- 定期更新のアップロードファイルを取得するクローラーは、以下のIPアドレスを使用しています。必要に応じて、お客様側のホワイトリストなどにご登録ください。
- 定期更新の設定を利用して、その場で商品リストの更新を行う「即時更新」も利用できます。価格や在庫数などの情報を素早く広告に反映する場合にご利用ください。
即時更新を行う場合は「商品リスト更新」ボタンを押して表示される「即時更新」をクリックしてください。即時更新の実行を確認するメッセージが表示されるので、「実行」ボタンを押します。
アップロードに失敗する場合の対処法
商品リストのアップロードに失敗する場合は、以下の点をご確認ください。
- ファイルの文字コード、改行コードは正しいですか?
商品リストファイルの文字コードは「UTF-8」「Shift JIS」、改行コードは「LF」「CRLF」に対応しています。
これ以外の文字コードおよび改行コードなどを使用したファイルは、ファイルフォーマットエラーになり、アップロードできません。
また、ファイルにBOM(byte order mark)が付いている場合もファイルフォーマットエラーになります。
- 商品リストファイル内の項目を削除していませんか?
商品リストファイル内の各項目(列)は、削除しないでください。不要な項目は1行目の項目名(例 Capacity)のみ残して、2行目以降は空欄にしてください。
- 全体更新の場合、商品リストファイルに項目「Delete」があるとアップロードに失敗します。項目「Delete」は部分更新の際にお使いください。詳しくは、以下のヘルプを参照してください。
商品リストファイルの入力項目
商品リストをリセットする
商品リストをリセットすると、商品リストに登録済みの商品データや、作成した商品セットは全て削除されます。
- ヒント
- 商品リストをリセットする前に、動的ディスプレイ広告のキャンペーンを全て削除してください。動的ディスプレイ広告のキャンペーン、広告グループ、広告が残っている場合、商品リストはリセットできません。
-
操作手順
- 広告管理ツール 右上にある「ツール」をクリックします。
- 「ライブラリー」の「商品リスト」をクリックします。
- 画面右上の「…」をクリックし、「商品リストのリセット」をクリックします。

- 確認メッセージが表示されるので、「リセット」ボタンを押します。

商品リストのリセットが実行され、商品リストに登録されている商品データ、および商品セットが全て削除されます。