↑のつづき。
さて、
2024年1月の関東出張から1ヶ月後の2月。
初めての九州・山口出張だった。
初日は移動日だったため、
拠点の博多のホテルで荷物を降ろし、
近場の神社に行ってみた。
博多駅から電車で5駅、
薬院大通駅で下車して徒歩13分。
付近には古小烏(ふるこがらす)町の
地名が残る福岡市中央区警固(けご)。
この変わった地名は、
鎌倉時代に二度に渡って起こった蒙古襲来、
その一度目の文永の役(1274年)後、
鎌倉幕府が元の再襲来に備えて設置した
異国警固番役に因んだ地名なのだそうな。
小烏神社にやってきた。
一の鳥居。
二の鳥居。
手水舎。
拝殿。
『小烏(こがらす)神社』
鎮座地 福岡県福岡市中央区警固
創健 不詳
別称 小烏大明神
祭神 建角身神(八咫烏)
元の鎮座地である古小烏町から
現在地に遷された。
つまり、小烏の地名の由来は
祭神の八咫烏からということである。
ご由緒↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
神話の神様、建角身神(八咫烏)を
ご祭神とする当社のご創建は
明らかではありません。
『博多往古図』(鎌倉期)や
『古文書』などによると、
古来より薬院の地に鎮座する古社で、
建国創業の神として、
また地方開拓の産霊祖神として、
その昔は「小烏大明神」の尊称で、
地元の人々の篤い信仰を集めていました。
当社小烏神社の名称も
古小烏(ふるこがらす)の地名も、
ご祭神建角身神(八咫烏)に由来すると
いわれています。
当社は明治五年十一月三日、
村社に指定されました。
当時の薬院村には、古小烏、南薬院、
汐入町、原の町、上出口町、中出口町、
岩戸町、中庄町、小森町がありました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
拝殿の中には神紋。
恒例の『狛犬の見る景色』。
八咫烏の紋章かっけー⤴
この日は太陽がとても眩しかった。
横から本殿。
千木は男千木。
公園も隣接。
神社と公園の組み合わせは
地元感があって好きだ。
後ろから本殿。
境内社『天満宮』。
境内社『白波稲荷神社』。
すごく立派で個性的な神社だなぁと
思っていたら、
本殿・拝殿・渡殿など
境内の多くの建物が
国の登録有形文化財に指定されていた。
願いを叶えてくれる『かなえま』。
かわいい(笑)
小高い場所にある神社の鳥居からは
福岡の町並みが見える。
田舎者のワタシには大都会過ぎる(笑)
博多湾にそそぐ那珂(なか)川。
ちなみに、この夏に参拝した
徳島県阿南市の古烏神社の付近には
那賀川が流れていた。
また、
栃木県と茨城県を流れる那珂川は、
常陸国風土記によると元の名は『粟河』。
地域は離れていても、
古代の開拓者によって
地名で繋がっている日本。
面白い。
つづく。
ではまた❗
人気ブログランキング
AD