所沢市の住宅に４人組の男が押し入り、現金を奪った強盗事件で、県警は、現場から逃走し強盗致傷などの疑いで公開手配していた男を逮捕しました。

　逮捕されたのは、住所・職業不詳の森田梨公哉容疑者(２４)です。

　森田容疑者は、１０月１日、所沢市の住宅に押し入り、この家に住む８５歳の男性を刃物で切り付けるなどし、現金およそ８万円を奪った強盗致傷などの疑いが持たれています。

　警察によりますと、７日午後４時ごろ、新潟県警の警察官が別の特殊詐欺の事件に関与した可能性があるとして柏崎市内でタクシーに乗っていた不審な男に職務質問をしたところ、男は、「森田梨公哉です」と名乗ったということです。

　男は、身分証などを持っていなかったため、警察が身元確認を進め森田容疑者と特定しました。

　捜査関係者によりますと、森田容疑者は、犯行の動機について「生活費が欲しくてやった」と供述しているということです。

　また、森田容疑者は、前日に発生した国分寺での強盗事件にも関与しているとみられ、調べに対し「報酬を受け取る約束で行ったが、強盗を指示され断れなかった」などと話しているということです。

　県警は、森田容疑者の身柄を新潟県から県内に移送し、事件の全容を調べています。

　ことし７月、千葉県に住む８０代の女性から、現金１００万円をだまし取ったとして、群馬県を拠点とする不良グループに所属する男２人が逮捕されました。

　この事件をめぐっては、埼玉県に拠点を置く不良グループに所属する少年らも逮捕されていて、警察は２つのグループが共謀し犯行に及んでいたとみて調べています。

　詐欺の疑いで逮捕されたのは、群馬県伊勢崎市の無職・宮澤征也容疑者２１歳と、群馬県前橋市の１８歳の少年です。

　警察によりますと、宮澤容疑者らはことし７月、何者かと共謀し、千葉県に住む当時８８歳の女性に次男をかたり「取引会社の書類が入った荷物を失くした」「情報が流出してしまい弁償しないといけない」などと電話し、現金１００万円をだまし取った疑いが持たれています。

　この事件では、受け子役の少年らがすでに逮捕されていて、埼玉県に拠点を置く不良グループに所属していたということです。

　警察は埼玉県と群馬県に拠点を置く２つのグループが共謀し、匿名流動型犯罪グループとして組織的に犯行を繰り返していたとみて調べています。

　列車内に刃物を持った不審者が現れた際の対応訓練が秩父駅で行われました。

　訓練には、駅の職員や秩父警察署の警察官などおよそ１２０人が参加しました。

　最初に、警察官が秩父鉄道の職員に対し、不審者に腕や胸ぐらを捕まれた時に対処する護身術の指導を行いました。

　その後、秩父駅に電車を用意して走行中の電車の中で刃物を持った男が、乗客１人を刺したという想定で訓練を行ないました。

　訓練では、走行中の乗客から情報を受けた駅員が警察に通報、駆けつけた警察官と駅員が停車した電車の中に突入し、警棒や盾を使って不審者を電車の外に追い出し取り押さえました。

　また、列車内に不審物が見つかったことを想定して、警備犬を使った不審物の探知訓練なども行われました。

　参加者たちは、不審者への対応や乗客の安全確保などに連携しながら取組んでいました。

　草加市と、企業や大学、福祉施設がコラボレーションして新たに開発したスイーツが８日お披露目されました。

　この取り組みは、草加市が、今年ＳＤＧｓの達成に向けた取り組みを積極的に行う自治体であると内閣府が認定する「ＳＤＧｓ未来都市」に選ばれたことを受け、地域福祉に貢献する取り組みを行おうと企画されました。

　そこに、獨協大学や日本薬科大学、そして洋菓子メーカーのモンテールが賛同。およそ１年かけてスイーツの開発に取り組み、今回完成したのがこちらのパウンドケーキです。

　パッケージは獨協大学の学生がデザインしていてパウンドケーキの断面の緑色は、草加市の特産でもある小松菜を使用しています。

　そこに、サツマイモやリンゴをそれぞれ加えました。

　その後、モンテールがレシピを制作し、日本薬科大学で栄養学を学んだ学生が、栄養面のアドバイスしたうえで、障害福祉サービス事業所「つばさの森」の利用者がお菓子づくりを行いました。

　このパウンドケーキは、来月２日開催の「草加ふささら祭り」で購入できるほか、来月中旬からモンテール直営店で販売予定だということです。

　パリ・オリンピック女子レスリングの元木咲良選手に８日、さいたま市民栄誉賞が贈られました。

　市の職員や来庁者らに拍手で出迎えられた元木選手。市長室で行われた表彰式で、清水市長から表彰状が贈られました。

　元木選手は、埼玉栄中学・高校に通い、学生時代をさいたま市で過ごしました。

　元木選手は「今までたくさんの人に支えてもらい力を貸してもらったおかげで、金メダルを獲得することができました」と挨拶しました。

　これに対し、清水市長は「大けがや強力なライバルの存在など折れそうになる心を何度も奮い立たせ、オリンピックという最高の舞台で金メダルを獲得したことに心からの祝福と敬意を表します」と称えました。

　交通死亡事故が多発しているとして県は、８日から来年１月７日までの３か月間、川口市を「交通事故防止特別対策地域」に指定しました。

　川口市では、９月２９日、１８歳の男が、飲酒運転で一方通行を逆走したうえ、交差点で別の乗用車と衝突して、５１歳の男性が死亡する事故など６月から９月の３か月間に、交通事故で死亡した人が６人となったため、指定されました。

　川口市では、市長を本部長とした対策本部を設置し、集中的な対策を行うほか、県や県警本部なども協力し交通安全対策に集中的に取り組みます。