ボンドの声吹き替えた若山弦蔵が追悼「ショーン・コネリーさんは功成り名を遂げたすごい人」

『ドクター・ノオ』でのコネリーさん(右、ゲッティ=共同)
『ドクター・ノオ』でのコネリーさん(右、ゲッティ=共同)

 ジェームズ・ボンドが死ぬ日が来るとは…。滞在先のバハマの自宅で死去した英俳優、ショーン・コネリーさん(享年90)。第1作『ドクター・ノオ』(英国公開1962年)で初代ボンドとして登場して以降、通算7作でボンドを演じてきた。知的でたくましく、ハンサムで女性を惑わせる色気があるという、現在のボンド像を作り上げた名優だ。

 「007」シリーズのテレビ放送でコネリーさんの声を吹き替えた俳優、若山弦蔵(88)は「功成り名を遂げたすごい人。007の役にとどまらず、汚れ役をやったり自分でプロデュースをしたり、やりたいものをやり遂げたと思う。過去に1度バハマでお会いできるかもしれないチャンスがあったけれど、結局行くことができず残念でした。作品を通して幅広い役を見せてもらい、自分もそうありたいと感じる存在でした」とコメントした。

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