LRTと男性が接触 大けが 人と接触事故は開業後初 宇都宮
17日夜、宇都宮市などを走るLRT=次世代型路面電車が76歳の男性と接触する事故があり男性は足に大けがをしました。
LRTの運行会社によりますと、LRTが人と接触する事故は去年の開業以来初めてです。
17日午後10時15分ごろ、宇都宮市清原工業団地にあるLRTの「グリーンスタジアム前停留場」近くで、走行中のLRTの上り電車が、自転車を押して軌道内を歩いていた76歳の男性と接触しました。
男性は足の骨を折るなどの大けがをしましたが、命に別状は無いということです。
電車に乗っていたおよそ150人の客と乗員にはけがはありませんでした。
事故の影響でLRTは一時全線で運転を見合わせましたが、およそ45分後に運転を再開しました。
運行会社によりますと、LRTが人と接触する事故は去年の開業以来初めてです。
警察によりますとLRTと男性が接触したのは通常は人が立ち入ることがない軌道内だったということで、警察は当時の詳しい状況について調べています。
事故が起きた現場は宇都宮市の清原工業団地の中を走る見通しの良い直線の軌道上でしたが、周辺は街灯が少なく、夜はかなり暗い場所です。
事故から2時間ほど過ぎた現場では警察官たちが周辺をライトで照らしながら事故の状況を調べる作業が続けられていました。