東京 国分寺の強盗傷害事件で1人逮捕 奪った現金の回収役か

首都圏で相次いでいる一連の強盗事件のうち、先月、東京・国分寺市で起きた事件に関わったとして、警視庁は千葉県柏市に住む30歳の容疑者を強盗傷害などの疑いで逮捕しました。実行役が奪った現金の「回収役」とみられ、警視庁が詳しい経緯を調べています。

逮捕されたのは、千葉県柏市の職業不詳、樋口伶奈 容疑者(30)です。

先月30日、東京・国分寺市の住宅に2人組が押し入り、住人の60代の女性を粘着テープで縛って、ハンマーで殴るなどの暴行を加えたうえ、現金およそ550万円などを奪って逃げました。

警視庁が防犯カメラの「リレー捜査」で現場から車で逃走した実行役らを追跡した結果、樋口容疑者が柏市内の公園で実行役が奪った現金などを受け取った疑いがあることがわかり、18日夜、強盗傷害などの疑いで逮捕しました。

警視庁は容疑者が「回収役」だったとみていて、現金の行方を捜査するとともに、自宅から押収した4台のスマートフォンを解析するなどして詳しい経緯を調べています。

一方、この事件の翌日(10月1日)に埼玉県所沢市で起きた強盗傷害事件で逮捕された実行役のうち、森田梨公哉 容疑者(24)と佐藤聖峻 容疑者(25)が国分寺市の事件への関与をほのめかす供述をしていて、警視庁はこの2人が「実行役」だったとみて、関連を捜査することにしています。

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