首都圏連続強盗「トクリュウ」が関与か 実態解明へ合同捜査本部設置

有料記事

遠藤美波
[PR]

 首都圏で相次ぐ一連の強盗事件を受け、警視庁と埼玉、千葉、神奈川の3県警は18日、合同捜査本部を設置した。これまでに逮捕した容疑者らの供述などから、SNSで集められた互いに面識のない「闇バイト」で組織する「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」が関与したとみており、首謀者や実行犯の早期摘発をめざす考えだ。

 1都3県では8月下旬以降、住宅や店舗を狙った事件が少なくとも13件起きた。バールでガラスなどを割り、住民を縛ったうえで、現金を奪うという手荒な手口が目立つ。死傷者も出ており、10月に入ってからは、横浜市青葉区の住宅で男性が殺害され、千葉県市川市では自宅から連れ去られた女性が埼玉県川越市の宿泊施設に監禁されて大けがを負った。

 この日の捜査会議の冒頭で、警視庁の親家(しんか)和仁刑事部長は「住民の安全安心を取り戻すため、実行犯はもちろん、指示役や首謀者を一掃しなければならない」などと指摘。「日本警察の総力を挙げて事件の背後にいる悪いやつらを早期に切り取り、グループの実態や事案の全容を解明する必要がある」と訓示した。

 合同捜査本部によると、これ…

この記事は有料記事です。残り104文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【秋トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら